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2006 年度 実績報告書

ヒト心筋形成物質(因子)の同定ーヒト心筋の再生誘導ー

研究課題

研究課題/領域番号 18390116
研究機関国立成育医療センター(研究所)

研究代表者

梅澤 明弘  国立成育医療センター(研究所), 生殖医療研究部, 部長 (70213486)

研究分担者 秦 順一  国立成育医療センター(研究所), 総長 (90051614)
牧野 初音  国立成育医療センター(研究所), 生殖医療研究部, 研究員 (90392498)
寺井 政憲  国立成育医療センター(研究所), 生殖医療研究部, 研究員 (70359917)
崔 昌浩  国立成育医療センター(研究所), 生殖医療研究部, 研究員 (80392497)
阿久津 英憲  国立成育医療センター(研究所), 生殖医療研究部, 研究員 (50347225)
キーワード循環器 / 移植・再生医療
研究概要

心筋形成因子としてBMPアンタゴニストであげられ、発生時の四肢形成にSonic hedgehogやBMP、FGFらと相互作用している事が報告されており(Nat Genet. 2003,34:303)、骨格筋の分化にも関与している事も報告されている。今回、我々はGene chipの解析を行う事で心筋分化にBMPアンタゴニストが関与している可能性を示唆する事ができた。そこでBMPアンタゴニストを用いた心筋分化誘導実験を胎児性癌細胞(mEC)細胞であるP19CL6を用いてその検討を行った。DMSOと一緒にBMPアンタゴニストを添加することでDMSO単独の添加よりも高い心筋分化誘導に成功した。BMPアンタゴニストが心筋形成(促進)因子であることを明らかにした。
また、我々は生体内のさまざまな臓器由来の間葉系細胞株を確立し、細胞寿命の延長に関わる遺伝子を導入して細胞の増殖能の増加、寿命の延長を検討した。間葉系幹細胞を効率よく心筋細胞に分化させる因子を質量分析し、複製精製した。さらに、高い心筋分化効率を有する間葉系細胞株にのみ強発現している遺伝子をMicroArray法により同定し、間葉系幹細胞から心筋細胞に分化しやすい細胞を選択する方法を確立した。
前年度に引き続き下記の検討を継続し、データの蓄積に努めている。
(1).ヒト間葉系幹細胞の培養・心筋への分化誘導法の確立に関する研究
完全ヒト型培養法の確立をめざすとともに、未分化状態での維持法ならびに分化誘導培養法の標準化に向けて、データを蓄積している。
(2)バイオインフォマティクスを用いた心筋分化因子の探索

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Single-cell-derived mesenchymal stem cells overexpressing Csx/Nkx2.5 and GATA4 undergo the stochastic cardiomyogenic fate and behave like transient amplifying cells.2007

    • 著者名/発表者名
      YamadaY, et al.
    • 雑誌名

      Experimental Cell Reserch 313-4

      ページ: 698-706

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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