研究課題
基盤研究(B)
ヒト由来間葉系幹細胞に着目し、培養方法の標準化を行った。培養方法については完全ヒト型培養法の確立を目指すとともに、分化誘導培養法の標準化も検討した。これらの培養で維持された細胞について、効率よく心筋細胞に分化させる因子を質量分析などにより網羅的に分析し、複数精製した。さらに、高い心筋分化効率を有する間葉系幹細胞株にのみ強発現している遺伝子を同定した。さまざまな臓器由来の間葉系幹細胞を単離し、限界稀釈法によりサブクローニング後、得られた各種間葉系幹細胞に細胞寿命の延長に関わる遺伝子を導入、高発現させ、それに伴う細胞の増殖能の増加、寿命の延長を検討した。培養上清中の物質を、心筋細胞への分化誘導能を指標に精製し、質量分析により同定した。UBET細胞より分泌される分子を同定し、P19CL6の心筋細胞分化誘導能を指標に、分子を絞り込んだ。UBET細胞と心筋細胞分化誘導能のない間葉系細胞のDNAchip解析またはサブストラクションを行い、心筋細胞分化誘導因子を特定した。
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PLoS One 3(6)
ページ: e2407
Nature 454(7202)
ページ: 345-349
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