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2007 年度 実績報告書

多遺伝子疾患モデル由来のES細胞を用いた病因遺伝子の生体内での意義の評価系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18390126
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

西村 泰行  和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (30314181)

キーワード遺伝子 / 免疫学
研究概要

この研究計画においてMLR 1prマウスモデルにおいて1)病因候補遺伝子の同定のためのスクリーニング、2)疾患モデルマウス由来のES細胞の樹立、を行っていたが、他の実験系の確立も並行して行った。
1)前年度、MRL 1pr/1pr(Fas変異)マウスにおける皮膚炎の遺伝子座の同定のため、MRL gld/gld(FasL変異)マウスにおけるC3H由来の染色体の領域を確定したが、MRLマウスに戻し交配には時間がかかるため、多遺伝子疾患モデルをMRL 1prマウス皮層炎から、C57BL/6とBALA/cマウスにおけるthymectomyよる自己免疫疾患の発症頻度の違いに注目する実験にモデルを変更した。前年度から今年度において第2番染色体50cM辺りに存在する遺伝子に多型を見つけ、現在、この領域がC57BL/6由来であるBALB/cマウス、およびこの領域がBALB/cマウス由来であるC57BL/6マウスを、ともに最低6代戻し交配を行い作成した。この領域のホモ化を行い、表現型を解析するためにマウスを繁殖中させた。
2)MRL 1pr/1prマウスから受精卵を用いてES細胞を樹立し、多能性の証明のため、分化マーカー(Oct4+,Nanog+,Rex1+,AFP-,Cer1-,Gata4-)の発現、embryoid bodyにおいて三胚葉に分化するかを確認したが、このES細胞はgermlineへは分化しなかった。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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