1イリノイ大学と共同で開発した教材の公開(論文化) 研究協力者であるイリノイ大学シカゴ校医学教育学部門のジョージ・ボダージ氏、レイチェル・ヨドコフスキー氏らと共同で開発した、異常所見や鑑別診断と身体診察手技を組み合わせた自己学習教材・試験問題の雛形(英語版)を更に検討し、その公開を目的として論文を作成・投稿し、受理された。 2学生実習用教育プログラムの追加と改善 昨年度に開発した学生実習用教育プログラムを更に改良し、実際に医学生や研修医を対象としたワークショップならびに医学生向けの授業で使用し、教材の内容や、その使用方法の改善を検討した。 3学生実習用教育プログラム普及のためのビデオ作成 2で開発した学生実習用教育プログラムの内容を、指導医の研修会や医学教育関係の学会などで紹介するため、実際の指導の様子などをビデオに撮影し編集し、配布用DVDを作成した。紙媒体だけでなくビデオ映像を用いることにより、この教育プログラムの特徴を、より具体的かつ正確に説明することが可能になった。国際学会などでの発表に使えるよう、説明を英語に翻訳することも検討し、次年度に実施するための準備を進めた。 4国際学会での発表 本研究のこれまでの成果の一部を、ヨーロッパ医学教育学会で発表し、海外の研究者と議論すると共に、関連する領域の資料を収集した。 5教育効果の検討 2の学生実習用教育プログラムの効果を実験的な実習で測定する方法を検討した。 6身体診察教育用模型の検討 1の教材を活用する上で有用な身体診察模型の検討を行った。
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