急性期医療における有害事象による医療費構造の変化と質保証コストに関する検討

2008 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 18390164
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 医療社会学
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 大道 久 日本大学, 医学部, 教授 (60158805)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2009
• キーワード: リスクマネジメント / 医療安全 / 有害事象 / 機会費用 / 病院予算 / コスト分析

研究概要

本研究は、医療における有害事象の発生によって投入された医療費または資源にどの程度の増加・変動が生じたかを把握するとともに、回避可能であったと考えられた有害事象に着目してその防止のために必要となる資源または費用を推定することで、事故防止と医療の質保証のために投入されるべきコストのあり方を検討することが目的である。そのために、現在の病院医療において、医療安全確保のために人的・物的資源がどの程度投入されているかの現況を把握することが基本的な課題である。

研究成果

• [雑誌論文] 医療安全確保のコスト (2008)
  • 著者名/発表者名: 大道久
  • 雑誌名: 週刊社会保障 Vol.16, No.4 ページ: 307-308
• [雑誌論文] 医療安全確保のコスト (2008)
  • 著者名/発表者名: 大道久
  • 雑誌名: 週刊社会保障 62(4269) ページ: 32-33
• [雑誌論文] Reporting system on adverse events from accredited hospitals in Japan Council for Quality Health Care (2008)
  • 著者名/発表者名: H. Ohmichi, Y. Umesato, et.al.
  • 雑誌名: Proceedings of ISQua's 23rd International Conference (London) 68
• [雑誌論文] 医療事故報告制度の取り組み (2006)
  • 著者名/発表者名: 大道久
  • 雑誌名: 東海病院管理学研究会年報、平成17年度 ページ: 37-41
• [学会発表] 急性期医療における医療安全確保のための活動にかかるコストについての実証研究(第三報)~多施設における研究フレームワークの適用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 橋口徹、大道久、梅里良正、寺崎仁、安田信彦、遠矢雅史
  • 学会等名: 第46回日本医療・病院管理学会学術総会
  • 発表場所: 静岡県立大学(静岡)
  • 年月日: 20081100
• [学会発表] 病院の医療安全管理のための人的資源と地域ネットワークに関する研究-認定病院患者安全協議会の会員病院へのアンケート調査- (2008)
  • 著者名/発表者名: 寺崎仁, 横山容子, 菅原浩幸, 遠矢雅史, 大道久
  • 学会等名: 第46回日本医療・病院管理学会学術総会
  • 発表場所: 静岡県立大学(静岡)
  • 年月日: 20081100
• [学会発表] 医療安全管理と地方公会計の役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 橋口徹
  • 学会等名: 国際公会計学会(第24回中部部会研究報告)
  • 発表場所: 南山大学院サテライト・キャンパス(愛知)
  • 年月日: 20080700
• [学会発表] Design for patient and healthcare workers safety cost reporting : Analysis and visualization othe cost for patient and healthcare workers safety (2007)
  • 著者名/発表者名: Hashiguchi T., Ohmichi H., Umesato Y., Terasaki H. Yasuda N., Toya M.
  • 学会等名: The International Society for Quality in Health Care (24th International Conference)
  • 発表場所: Boston(USA)
  • 年月日: 20071000
• [学会発表] 病院の社会的責任活動報告の一環としての医療安全コスト計算書の提唱 (2007)
  • 著者名/発表者名: 橋口徹
  • 学会等名: 日本会計研究学会
  • 発表場所: 松山大学(愛知)
  • 年月日: 20070900