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2006 年度 実績報告書

カーボンナノチューブセンサーによるリアルタイム生体モニタリングの研究

研究課題

研究課題/領域番号 18390170
研究機関北海道大学

研究代表者

千葉 仁志  北海道大学, 医学部, 教授 (70197622)

研究分担者 石井 好二郎  北海道大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (30243520)
武笠 幸一  北海道大学, 創成科学共同研究機構, 特任教授 (00001280)
キーワード乳酸 / カーボンナノチューブ / リアルタイムモニタリング / バイオセンサー
研究概要

カーボンナノチューブの基本骨格の作製については,共同研究者の武笠が担当している。素子の作製については,触媒として電極上にFe/Mo/Alを蒸着するが,化学気相成長法を用いることにより均一なCNT成長が得られている。また,触媒および触媒周辺を電子線リソグラフィ技術と電子線蒸着およびスパッタ蒸着によってナノメーターオーダーで成形することにより,蒸着ガスの経路が最適化され,再現性および均一性がよいセンサー素子が作製できつつある。一方,ガラス基板に電極パターンを作製したのちに,シラン化試薬でアミノ基を露出させたのち,ヒドロキシスクシンイミド活性化ピレンによりピレン化した。リフトオフ後に市販CNTを用いて基板に固定化し,それを金で被覆した後に酸化シリコンを積層してCNT検出部分を作製している。また,千葉が担当するCNTセンサーへの酵素の組み込みであるが,調書の段階では乳酸脱水素酵素を組み込む予定であったが,調査の結果,酵素の安定性に優れる乳酸酸化酵素がリアルタイムセンサーに適していると思われるので,現在は乳酸酸化酵素を用いて実験をおこなっている。乳酸酸化酵素遺伝子を含むベクターを入手し,この遺伝子にCNTセンサーとの高選択的結合に用いるタグを導入し,それを発現ベクターに入れたのち,酵素蛋白を大量に発現させる実験をおこなっている。また,運動処方を担当する石井らは,札幌市において歩行を中心とした運動負荷プログラムを実施し,血液を採取して乳酸を含めた代謝学的検討をおこなっている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ANGIOTENSIN I CONVERTING ENZYME GENE POLYMORPHISM AND EXERCISE TRAINABILITY IN ELDERLY WOMEN : AIDELECTROCARDIOLOGICAL APPROACH2007

    • 著者名/発表者名
      Tobina, T., et al.
    • 雑誌名

      Journal of Sports Science and Medicine (印刷中)

  • [雑誌論文] Attenuated aerobic exercise capacity in CD36 deficiency2007

    • 著者名/発表者名
      Yanai, H., et al.
    • 雑誌名

      J Med Genet (印刷中)

  • [雑誌論文] Acute effect of static stretching on power output during concentric dynamic constant external resistance leg extension2006

    • 著者名/発表者名
      Yamaguchi, T., et al.
    • 雑誌名

      J Strength Cond Res.2006 Nov ; 20(4):804-10 20・4

      ページ: 804-810

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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