研究概要 |
当研究課題は,全国47都道府県に在住の女性看護職を対象とした前向きコホート研究において,女性における生活習慣やヘルスケアの実態把握を行い,その健康人の影響を2年ごとの経時観察調査で評価することを目的としている。当研究ベースライン調査への参加者は,平成17年度末までに48,158人であったが,本年度は新たに1,756人から回答が得られ,平成19年3月末をもって新規の参加者募集は完了した。累積49,914人のベースライン回答者のうち,2年ごとの追跡調査に参加する前向きコホート対象者は約15,000人となった。 平成17年度末までに回収したベースライン調査票については,事前に定めたデータ管理手順にしたがい,研究分担者と協力してデータ入力・チェックを継続的に行った。本年度,データ解析は対象象者の屈性の分布を中心に実施した。回答者の看護資格では,看護師が39,132人(81.3%)と最も多く,ついで准看講師5,006人(10.4%),助産師2,736人(5.7%),保健師(1.9%),不明(0.8%)の順であった。回答時年齢では,30歳代20,668人(42.9%),40歳代17,322人(36.0%),50歳代7,885人(16.4%),60歳以上386人(0.8%)であった。平成17年4月からは,対象者年齢を30歳以上から25歳以上に引き下げたが,30歳未満の回答者が562人(1.2%)あった。 追跡調査においては,本年度が2年後調査年となった対象者1661人に調査票を郵送し,1319人から回答を得た。また,昨年度が調査年の未回答者に再度該当の追跡調査票を郵送し,2年後調査票では733人から,4年後調査票では1,622人から回答を得た。
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