ジスルフィド結合の形成過程やフリーのシステインの修飾に対して、心理的なストレスが影響を与えることを通じて、タンパクの高次構造が変化することを仮定して、研究を実施した。 昨年度の研究成果として、うつ病サンプルにおいて、アルブミンの34番目のシステインの修飾が増加することによって、アルブミン全体の高次構造に影響を与えて、その結果、機能の半減化、分解産物の変化が引き起こされることが、示された。 今年度は、このためにアルブミンの分解産物にうつ病特異的な変化が起こっていることを、LC-MSによって確認した。こうした知見を利用して、peptidomeやdegradomeを検索することによって、多数の、うつ病特異的なpeptidesを発見し、特許を出願した。 内容は、公開されるまで伏せる。 また、peptidomeの定量が簡便に行うことのできる技術を持つ、Protosera社および、メタボロームをCE-MSで検索する技術を持つHMT社らと共同研究を組み、Protosera社とともに、別のpeptidomeに関する、うつ病特異的な知見を得たので、別途、特許を出願した。この内容も、公開されるまで、伏せる。 詳細は、別途報告書に記載した。
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