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2006 年度 実績報告書

血清DNAを用いた神経芽腫DCR2遺伝子のメチレーションの検出とその臨床的意義

研究課題

研究課題/領域番号 18390300
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

杉本 徹  京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (90117888)

研究分担者 細井 創  京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (20238744)
家原 知子  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (20285266)
キーワード神経芽腫 / 血清DNA / DCR2メチレーション / Real-time PCR / 微小残存腫瘍
研究概要

1.Real-time PCPを用いたDCR2メチレーション検出方法の確立(細井・家原):
bisulfite処理した腫瘍DNAを用いてdirect sequence法を行い、DCR2遺伝子プロモーター領域のメチレーションの有無を確認した。メチレーションパターンの相違から、メチル化DNA、非メチル化DNAを特異的に増幅しうるプライマーをデザインした。また、定量化のためにメチル化、非メチル化DNAをともに増幅しうるプライマーを作成し、内部コントロールとした。神経芽腫細胞株DNA、健常人リンパ球DNAを用いて、Real-time PCR法を行い、高い感度、特異度で、DCR2遺伝子プロモーター領域のメチレーションの程度を定量的に検出しうる実験系を確立した。
2.血清DNAと腫瘍DNAを用いたDCR2メチレーション結果の相関の検討(家原):
bisulfate処理後の腫瘍DNA、血清DNAを用いてReal-time PCP法を行い、DCR2遺伝子プロモーター領域のメチレーションの程度を定量的に検出した。得られた値を単回帰分析で検討し、腫瘍DNAと血清DNAのDCR2遺伝子プロモーター領域のメチレーションの程度は相関を検討した。
3.腫瘍、血清DNAのDCR2メチレーションの予後因子としての意義の検討(杉本):
腫瘍、血清DNAのDCR2メチレーションの有無で2群に分け、病期、MYCN増幅との関連を解析した。また、各々の生存率(event-free, overall)の差をKaplan-Meier法で解析した。さらにMYCN非増幅群の中で、DCR2メチレーションが、MYCN増幅から独立した予後因子となるかを検討した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] MYCN gene amplification is a powerful prognostic factor even in infantile neuroblastoma detected by mass screening.2006

    • 著者名/発表者名
      Iehara T, Hosoi H, Sugimoto T, et al.
    • 雑誌名

      Br J Cancer. 94(10)

      ページ: 1510-5

  • [図書] よく理解できる子どものがん (別所文雄、横森欣司編)2006

    • 著者名/発表者名
      杉本 徹, 家原知子, 細井 創 他
    • 総ページ数
      243-257
    • 出版者
      永井書店、東京

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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