研究課題/領域番号 |
18390300
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
杉本 徹 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (90117888)
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研究分担者 |
細井 創 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (20238744)
家原 知子 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (20285266)
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キーワード | 神経芽腫 / 血清DNA / DCR2メチレーション / Real-time PCR / 微小残存腫瘍 |
研究概要 |
1.Real-time PCPを用いたDCR2メチレーション検出方法の確立(細井・家原): bisulfite処理した腫瘍DNAを用いてdirect sequence法を行い、DCR2遺伝子プロモーター領域のメチレーションの有無を確認した。メチレーションパターンの相違から、メチル化DNA、非メチル化DNAを特異的に増幅しうるプライマーをデザインした。また、定量化のためにメチル化、非メチル化DNAをともに増幅しうるプライマーを作成し、内部コントロールとした。神経芽腫細胞株DNA、健常人リンパ球DNAを用いて、Real-time PCR法を行い、高い感度、特異度で、DCR2遺伝子プロモーター領域のメチレーションの程度を定量的に検出しうる実験系を確立した。 2.血清DNAと腫瘍DNAを用いたDCR2メチレーション結果の相関の検討(家原): bisulfate処理後の腫瘍DNA、血清DNAを用いてReal-time PCP法を行い、DCR2遺伝子プロモーター領域のメチレーションの程度を定量的に検出した。得られた値を単回帰分析で検討し、腫瘍DNAと血清DNAのDCR2遺伝子プロモーター領域のメチレーションの程度は相関を検討した。 3.腫瘍、血清DNAのDCR2メチレーションの予後因子としての意義の検討(杉本): 腫瘍、血清DNAのDCR2メチレーションの有無で2群に分け、病期、MYCN増幅との関連を解析した。また、各々の生存率(event-free, overall)の差をKaplan-Meier法で解析した。さらにMYCN非増幅群の中で、DCR2メチレーションが、MYCN増幅から独立した予後因子となるかを検討した。
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