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2006 年度 実績報告書

自閉性障害における遺伝子発現プロファイリングによる共通分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18390301
研究機関自治医科大学

研究代表者

桃井 真里子  自治医科大学, 医学部, 教授 (90166348)

研究分担者 山形 崇倫  自治医科大学, 医学部, 助教授 (00239857)
森 雅人  自治医科大学, 医学部, 講師 (10337347)
野崎 靖之  自治医科大学, 医学部, 助手 (90281295)
後藤 珠子  自治医科大学, 医学部, 助手 (40364509)
今井 真理  自治医科大学, 医学部, 研究生 (30398515)
キーワード自閉症 / 遺伝子発現解析 / 発現アレイ解析 / WNT
研究概要

末梢リンパ球における発達障害児特異的な遺伝子発現プロファイルを抽出し、疾患特異的な生体指標とし、診断、および、病態解析に寄与することを目的として、自閉症罹患児と非罹患児の遺伝子発現アレイ解析を行った。
1.アレイ解析後、脳機能と関連する遺伝子群でクラスター解析を行った。
Dopamine群は、罹患群一正常群では有意差検定のP値は、0.036であり、有意差があったが、個別解析では、P>0.1が大半であった。Serotonin群は、群も個別も有意差を示さなかった。GABA群は群間では、P=0.033と有意差を示したが、個別比較では有意差のない個体が多かった。変異が同定されたWNT遺伝歯群では、群間も個別も有意差は示されなかった。遺伝子群発現には、異常がないと考えられる。GPCR群では、群間も個別でも、P<0.002と極めて低値であり、発現の多くに有意差があることが推測された。
さらに個々の遺伝子の発現の解析を進めている。
2.発現が異常であった遺伝子群について、変異解析を同時に進めた。GPCR遺伝子群の2遺伝子に疾患関連のミスセンス変異を同定した。部位は、膜貫通domain、細胞内結合domain、など多様であった。
3.2で変異を同定した遺伝子についてノックアウトマウスを作成した。行動解析中であるが、一部に波頭痛への反応低下など自閉症にも見られる形質が検出されている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Intracellular distribution of a speech/language disorder associated FOXP2 mutant.2007

    • 著者名/発表者名
      Mizutani A, Matsuzaki A, F, Momoi MY, Ujita E, Tanabe Y, Momoi T.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun 353

      ページ: 869-874

  • [雑誌論文] A. Secretin receptor-deficient mice exhibit impaired synaptic plasticity and social behavior.2006

    • 著者名/発表者名
      Nishijima I, Yamagata T, Soencer CM, Weber EJ, Alekseyenko O, Seat JD, Momoi MY, Ito M, Armstrong DL, Nelson DL, Oaylor R, Bradley A.
    • 雑誌名

      Hum Mol Genet 15

      ページ: 3241-3250

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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