研究課題/領域番号 |
18390308
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
伊東 恭子 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (80243301)
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研究分担者 |
伏木 信次 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (80150572)
池田 壽文 大阪大学, 薬学研究科, 講師 (70322493)
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キーワード | 先天異常学 / L1cam / 大脳皮質形成 / PNA / レーザーマイクロダイセクション |
研究概要 |
1. 胎仔脳へのL1-PNA導入と解析 胎生早期の大脳皮質形成に着目し、膜透過型アンチセンスペプチド核酸(PNA・L1)を胎生13日の胎仔脳に導入し、大脳での局所的なL1蛋白のノックダウンを惹起し、皮質形成過程における変化を検索した。その結果、in vivoでPNA-L1が導入された神経細胞では、導入後72時間から96時間におけるL1ノックダウン効率が不十分で、大脳形成の過程を捉えることができなかった。 2. 胎仔脳へのshRNA導入を用いた持続的L1ノックダウンとL1機能解析 L1-PNAによるin vivoでのL1ノックダウンが不良であったため、siRNAを用いたL1制御を企図した。L1を標的としたGFPマーカー付きshRNAプラスミド(L1-shRNA)を新たに作製した。In vitroの系では、胎生12日のマウス(C57BL/6系統)から分離した初代培養前脳神経細胞に対しL1-shRNAを導入し、定量RT-PCRによるL1遺伝子発現の低下、免疫組織化学によるL1蛋白ノックダウン効果を確認した。In vivoでは、胎生13日のマウス胎仔(C57BL/6系統)に対し、in utero electroporationにより、側脳室脳室層にL1shRNAプラスミドベクターを導入した。レーザーマイクロダイセクションによりGFPを発現するL1shRNA導入細胞をキャプチャーし、L1遺伝子発現の低下を定量RT-PCRで確認した。現在、L1-shRNA導入後1-4日後に母マウスより胎仔を摘出し、L1-shRNA導入細胞における形態学的変化、遺伝子発現の変動などを非導入対照細胞と比較し、詳細に検討中である。
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