研究概要 |
Wnt抑制ベクター作製のため, shRNA配列をpBAsi-hU6 DNAプラスミドベクターに組入れ, COS-TPC法でWnt抑制shRNA発現アデノウィルスベクターを作製した. Wnt2b抑制ベクターは, in vitro実験でWnt2b高発現癌細胞株に対して細胞障害活性を認め, Wnt2b高発現癌細胞株を移植した担癌ヌードマウスによる実験でも強力な抗腫瘍効果を認めた. 我々はTM4SFのメンバーであるCD9 の発現誘導アデノウィルスベクターも用いて, 癌転移抑制遺伝子治療の研究も行い, 機能解析を行っている.
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