研究課題/領域番号 |
18390391
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
遠藤 俊郎 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 教授 (70125269)
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研究分担者 |
桑山 直也 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 准教授 (30178157)
林 央周 富山大学, 附属病院, 議師 (50283073)
栗本 昌紀 富山大学, 附属病院, 議師 (10161770)
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キーワード | carotid artery / sever stenosis / asvmptomatic / medical treatment / CEA / CAS / result / prospective study |
研究概要 |
頸動脈アテローム血栓症のなかで、治療選択について異論の多い無症候性高度狭窄病変(全く脳梗塞症状を示すことなく発見される病変)に焦点をあてる研究である。内科治療と外科治療(内膜切除術:CEAおよび血管内治療CAS)の臨床評価を明らかにし、その結果を基に、本疾患領域における本邦独自の診療ガイドライン作成を目的とする。 作成した「前向き観察研究」計画プロトコールに従い、全国協力施設より症例登録を開始した。症例登録に協力参加希望を示した施設は、全国210施設で、登録目標症例数は1000例(内科治療・外科治療各500例)である。参加施設は倫理員会の承認をうける。対象症例および集積データの概要は以下の通りである。1)血管撮影・頸動脈エコーで50%以上の狭窄例を対象とする。2)内科治療(抗血小板材・スタチン製剤)、CEA、 CASの治療選択は、各施設の裁量にて決定される。3)患者臨床背景、追跡治療結果につきデータを集積する。現在症例登録・データ集積を随時推進中である。特に本疾患に対する本邦における治療選択の現状を解析する事が、重要な課題である。
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