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2008 年度 実績報告書

力学的負荷による関節軟骨変性の分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18390407
研究機関東京大学

研究代表者

星 和人  東京大学, 医学部・附属病院, 待任准教授 (30344451)

研究分担者 緒方 直史  東京大学, 医学部・附属病院, 特任助教 (10361495)
原 慶宏  東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (00422296)
キーワード関節軟骨 / 力学的負荷 / 軟骨細胞 / 遺伝子改変マウス / Runx2 / Sox9
研究概要

生理的な力学的な負担(メカニカルストレス)は正常な軟骨細胞代謝と関節軟骨の恒常性の維持に必須であるが、その分子メカニズムの詳細は不明である。この分子メカニズムの解明を目的として、本年度は、メカニカルストレス過剰・微小負荷モデルにおける関節軟骨変性と分子シグナルを検討し、野生型マウスを用いて作製したメカニカルストレス過剰負荷および微小負荷モデルについて組織学的、分子生物学的検討を継続するとともに、生理的条件下で飼育したコントロールマウスと比較検討した。また、Runx2、Sox9遺伝子改変マウスにおける各条件下での関節軟骨の変性破壊の組織学的、分子生物学的検討を継続した。メカニカルストレスが誘導するRunx2およびSox9の上流シグナル分子の同定に関しては、メカニカルストレスに応答するRunx2プロモーターおよびSox9プロモーダーの解析を進め、転写因子が直接結合するシスエレメントを検討した。さらに、同シスエレメントに対して実際に結合する転写因子を検索した。メカニカルストレスで誘導されるRunx2およびSox9の下流シグナル分子の同定に関しては、Runx2およびSox9遺伝子改変マウスを用いてメカニカルストレス負荷モデルを作製し、遺伝子変動を網羅的に解析して、メカニカルストレスで誘導されるRunx2およびSox9の下流シグナル分子を検索し、さらに分子機能の解析を行った。そして、遺伝子改変マゥスメカニカルストレス負荷モデルの表現型を検索し、その機能を検証した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Kruppel-like factor 5 causes cartilage degradation through transactivation of matrix metalloproteinase 92008

    • 著者名/発表者名
      Shinoda, Y. et al
    • 雑誌名

      J Biol Chem 283

      ページ: 24682-24689

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Phosphorylation of GSK-3beta by cGMP-dependent protein kinase II promotes hypertrophic differentiation of murine chondrocytes2008

    • 著者名/発表者名
      Kawasaki, Y.et al
    • 雑誌名

      J Clin Invest 118

      ページ: 2506-2515

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Aptitude of auricular and nasoseptal chondrocytes cultured under a monolayer or three-dimensional condition for cartilage tissue engineering2008

    • 著者名/発表者名
      Asawa, Y.et al
    • 雑誌名

      Tissue Eng Part A (印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 再生軟骨組織移植における移植細胞と母床由来細胞との相互作用2008

    • 著者名/発表者名
      星和人ほか
    • 学会等名
      日本整形外科学会基礎学術集会
    • 発表場所
      京都府
    • 年月日
      2008-10-23
  • [図書] 進みつづける細胞移植治療の実際 第1章 移植細胞の生物医学 1)成熟細胞 軟骨細胞2008

    • 著者名/発表者名
      星和人ほか
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      メディカルドゥ

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2012-09-26  

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