研究課題
基盤研究(B)
骨形成因子(BMP)は軟骨形成に必須である。BMPの細胞内シグナルは、主にSmad経路が伝達し、Smad6/7はこの経路を抑制する。またBMPはMAP kinase (MAPK)経路も活性化する。本年度はBMPによって誘導される軟骨形成におけるSmad6/7の役割を解析した。研究の全体構想は, 軟骨細胞に働く種々のシグナルが, 軟骨細胞の分化やマトリックス遺伝子の発現制御に作用し, 結果として軟骨の形態や機能に及ぼす影響をト-タルに分子レベルで解明することである.その中で本研究課題では, BMP及びTGF-βの下流に存在する、Smadシグナルによる軟骨代謝の制御と, 軟骨コラ-ゲン遺伝子のエピジェネティックな転写制御のメカニズムを明らかにする。Smadシグナルの解析については、抑制型Smad7を内軟骨性骨化の各段階で発現をコントロ-ルするためにコンディショナルトランスジェニックマウスを開発する。
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