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2006 年度 実績報告書

嗅神経細胞再生の分子機構解明と嗅覚再生医療に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18390458
研究機関神戸大学

研究代表者

丹生 健一  神戸大学, 医学系研究科, 教授 (20251283)

研究分担者 森 憲作  東京大学, 医学系研究科, 教授 (60008563)
寺島 俊雄  神戸大学, 医学系研究科, 教授 (20101892)
土井 清司  神戸大学, 医学部附属病院, 助手 (00379380)
キーワード嗅神経 / 再生 / 骨髄間質幹細胞 / bFGF / NRG
研究概要

【目的】嗅神経細胞は慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの鼻副鼻腔疾患・喫煙・ウイルス感染・老化など様々な原因により障害される。現在こうした嗅神経細胞の障害による嗅覚障害に対しては、ステロイドの局所投与が唯一の治療法として行われているが、無効例も少なくない。そこで本年度は嗅神経細胞の障害に対する新たな治療法として骨髄間葉系幹細胞の移植による再生治療の可能性を検討した。
【方法】分担研究者である森らのグループが開発したnestin promoter-GFP transgenic mouseの大腿骨から骨髄を採取し培養。浮遊細胞を除去し、培養皿に付着した骨髄間質細胞を回収。回収された骨髄間質細胞を1)マウス尾静脈から全身投与、2)マウス鼻腔へ局所投与、の二つの方法で投与し、1)移植した骨髄幹細胞が生着するか否か、2)生着した骨髄間質細胞が嗅神経系細胞へと分化したか否か、を検討した。移植した神経細胞のマーカーとしてはBrdUを用い、神経細胞への分化のマーカーとしてはGFPならびにnestinを用いた。また、理化学研究所より神経細胞へ分化する傾向が強いとされる骨髄間質細胞NRGを購入し、同様の実験を平行して行った。
【結果】nestin-promoter GFP mouseではGFP発現が弱く思わしい実験結果は得られず、NKRを用いた実験を中心に切り替えた。BrdUでラベルされたNKRは嗅球に多数認められたが、嗅上皮内みられたものは僅かであった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Bc1-2 expression mediated by Cre/loxP system in olfactory epithelium.2006

    • 著者名/発表者名
      Doi K, Nibu K, Okado H, Terashima.
    • 雑誌名

      Neurosci Lett. 339

      ページ: 67-70

  • [雑誌論文] Age-related changes in cell density and proliferation rate of olfactory ensheathing cells in lamina propria of postnatal mouse olfactory mucosa.2006

    • 著者名/発表者名
      Watanabe K, Kondo K, Takeuchi N, Nibu K, Kaga K.
    • 雑誌名

      Brain Res 1116

      ページ: 82-92

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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