研究課題/領域番号 |
18390462
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
細井 裕司 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (80094613)
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研究分担者 |
阪口 剛史 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (50347564)
中川 誠司 独立行政法人産業技術総合研究所, 人間福祉医工学研究部門, 主任研究員 (70357614)
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キーワード | 最重度難聴 / 補聴器 / 骨導 / 超音波 / 医療・福祉 |
研究概要 |
1)実環境下で本コミュニケーション補助システムによるコミュニケーション能力改善の評価と補聴条件の決定 正常者ならびに最重度難聴者を対象に聴取実験を行い、語音弁別に最適の変調方式、carrier周波数、最適電圧、振動子の位置などを最終決定した。また多チャネル化の検討を行う。それぞれの条件で得られたデータを了解度(%)だけでなく、異聴の質についても、細井らの開発した語音地図(Audiology,1989)を使用して詳細に分析し、そのデータをシステムの改良や、リハビリテーション手法の開発に利用した。(細井) 2)実環境で使用するためのリハビリテーション手法の開発 本システムをもちいて難聴者が円滑に社会参加するためにはリハビリテーションが必要である。本補聴システムに最適のリハビリテーション手法を開発した。(細井)聴取実験を行う場合は、相手方に研究の趣旨と、実験方法を十分に説明し、同意を得た。 3)実環境における騒音、環境音と信号音(音声言語音)の弁別実験 音声言語音を騒音、環境音を分離したり、融合したりできるようなデジタル信号処理技術を開発する。そして、コミュニケーションのみが重要な場面では、環境雑音を小さくしてコミュニケーションが確実にとれるようなシステムを研究した。(細井、阪口、中川)
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