研究課題/領域番号 |
18390500
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中村 卓 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30172406)
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研究分担者 |
角 美佐 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (90284702)
佛坂 由可 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (10244089)
田代 茂樹 長崎大学, 大学院・歯薬学総合研究科, 助教 (20300882)
角 忠輝 長崎大学, 大学院・歯薬学総合研究科, 助教 (80284701)
市川 陽子 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (90380857)
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キーワード | FEN-1 / 老化 / トランスジェニックマウス / 脱毛 / 骨粗鬆症 |
研究概要 |
本年度は、exonuclease活性を失わせたFEN1(nuclease-defective FEN1、ND FEN1)をコラーゲンプロモータにより発現させたトランスジェニックマウスに長期間(5か月)紫外線(UV-B)を皮膚に照射し続けた後、紫外線障害からの回復過程をやはり長期に亘って観察し、紫外線による癌化にFEN1がどのように関わっているかについて、検討した。事前に行ったパイロットスタディーでは紫外線を照射した3匹のトランスジェニックマウスの内、2匹で紫外線に照射した部分の皮膚に悪性腫瘍の発生を確認できた。 一方、野生型のマウスでは3匹中、悪性腫瘍の発生を確認できたものは1匹もいなかった。組織学的には発生した腫瘍は2匹共に肉腫(fibrosarcoma)と考えられる。現在遺伝子、蛋白発現様式等を解析中である。現在、トランスジェニックマウス、野生型マウス共に匹数を増やして照射実験が進行している。 一方、in vitroにおいては野生型のFEN1を過剰発現させたヒトT24膀胱癌細胞ではコントロールのT24細胞と比べ増殖能力が促進されていることがわかった。これに対し、nuclease活性を失活させたFEN1(ND FEN1)を強制発現させたT24細胞とPCNAへの結合能力を失わせたFEN1(PC FEN1)を発現させた細胞ではコントロールと比べても増殖能力が低下していることがわかった。現在、このメカニズムについても解析中である。
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