研究概要 |
生体に安全な物質を用いて, プラズマ本来の効果による低温滅菌法の開発を目指して研究を遂行した. その結果, 窒素, 酸素, 水, またこれらを混合して生成されたプラズマは, いずれも, ガス流量, ガス圧が適正であれば, 滅菌効果やエンドトキシン不活化効果が高くなった. しかし, 滅菌効果と素材の適合性が共に最上位である処理条件はみいだせなかった. 器材の温度を最優先させるならば, 水プラズマが有利であり, 試料の変色や真空排気系の結露などの課題が解決されるならば, 低温滅菌法の実用化が達成できると思われた.
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