• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

術中の頭位および顎位変化に即応できるリアルタイム口腔外科手術ナビゲーターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18390538
研究機関山口大学

研究代表者

森 悦秀  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (00231639)

キーワードシミュレーション工学 / リアルタイムマネージャー / 外科 / 歯学
研究概要

今年度はポインティングデバイスの作製、ステレオラベリングカメラのコントロールプログラム開発、ステレオラベリングカメラの空間的配置法と精度検討、および手術シミュレーターからのデータ入出力モジュールの開発を行った。
1.ポインティングデバイスの形状決定を行った。装置は術中に使用する指示棒、頭部および下顎部に装着するトテーサーから成っており、いずれも三角形の頂点に赤外線反射球を配したマーカーを配した。これにより、頭部のトレーサーを基準に下顎骨およびポインティングデバイスの三次元座標がリアルタイムに測定できる方法が考案された。
2.ステレオラベリングカメラに付属するコントロールプログラムを組み込む形で、それぞれのマーカーの空間的位置を計測するための校正プログラムおよび追跡プログラムを開発した。ポインティングデバイス先端の空間的座標は任意の時間にファイル上に記録できるように設計した。
3.トレーサーを平面状に配置し、平面に対するステレオラベリングカメラのなす角度を変化させることにより、空間設定の精度を検討した。さらに、ポインティングデバイスを加えて、指示点の計測精度を検討した。この結果、一定角度内にこれらのデバイスがすべて入った場合、5% 以内の誤差で指示点が計測可能であることが明らかとなった。
4.既存の手術シミュレーターからのデータ構造を解析し、ナビゲーションシステムへ受け渡しできるようなデータ構造に変換するためのプログラムを開発した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Maxillary distraction osteogenesis in cleft lip and palate patients with skeletal anchorage2007

    • 著者名/発表者名
      Minami, K., Mori, Y., et al.
    • 雑誌名

      Cleft Plate-Craniofacial J. 44(2)

      ページ: 137-141

  • [図書] 今日の治療指針 2007年版(26.歯科・口腔外科疾患、顎変形症)2007

    • 著者名/発表者名
      森 悦秀(総編集, 山口 徹, 北原光夫, 責任編集, 夏目長門)
    • 総ページ数
      1668
    • 出版者
      医歯薬出版

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi