研究分担者 |
大井 けい子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (30223712)
遠藤 俊子 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (00232992)
村本 淳子 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (50239547)
吉沢 登予子 東北大学, 医学部, 教授 (80281252)
森 恵美 千葉大学, 看護学部, 教授 (10230062)
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研究概要 |
今年度は,向こう3年間の計画で取り組むことになった研究の1年目の研究である。 看護系大学が急増した約10年前までさかのぼり,統合カリキュラムにより教育を受けた学生の卒業後のキャリア開発過程を各自が受けた教育目標・内容や卒業後の職場における環境要因や個人的要因等により分析することを目的に,第1班から第3班にわかれて研究した。 1.看護系大学の助産師教育カリキュラムにおける基礎調査(第1班) 全国の看護系大学において助産師教育プログラムの卒業生を出している大学62校を対象校とし,質問紙調査を実施した。回答があったのは33校で,インタビュー調査協力を得られたのは21校であった。今後は,さらに調査結果の分析を進めていく予定である。 2.看護系大学の統合カリキュラムにおいて助産師教育カリキュラムを受けたキャリア発達過程の分析(第2班) キャリア発達に関ずる文献検討を行なった後に,看護系大学の助産師教育プログラム終了生42名にインタビュー調査を実施し,その結果を分析した。分娩件数や施設の特性によるキャリア発達の違いが推測されたので,今後はそれらを質問紙調査等により検討する予定である。 3.タイ王国の助産師教育プログラムの分析(第3班) 看護師と助産師の統合カリキュラムを行なっているマハサラカーム大学の現在のカリキュラム(1985年改訂)によるシラバスの内容を分析した。今後は,学生の助産関係の到達目標,病院,地域で望む新卒者のレベル等について,現地調査をもとにさらに分析を深めていく予定である。
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