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2006 年度 実績報告書

日本家族の家族機能アセスメントモデルの開発と家族看護への臨床応用の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18390585
研究機関神戸大学

研究代表者

法橋 尚宏  神戸大学, 医学部, 助教授 (60251229)

研究分担者 濱本 知寿香  大東文化大学, 経済学部, 助教授 (00338609)
キーワード家族看護 / 家族機能 / 家族機能アセスメントモデル / エコロジカル家族機能尺度 / 島嶼
研究概要

国内外(長崎県,兵庫県,香港,ロサンゼルス)における日本人家族の家族機能のエスノグラフィーとFeetham家族機能調査日本語版I(FFFS)による家族機能の量的研究,家族看護相談の実施,国内外の資料の分析,専門家からの知識提供などにもとづき,家族同心球環境モデルにもとづいた家族機能のアセスメント方法として「エコロジカル家族機能アセスメントモデル」を試作した.その後,長崎県(島嶼)に在住する育児期家族19家族を対象として,このアセスメントモデルを用いて家族機能をアセスメントした.家族の参加観察,エコロジカル家族機能調査(SEFF)による量的な評価も同時に行うことで,アセスメントモデルの信頼性を確認した.
これらにより,「エコロジカル家族機能アセスメントモデルI」としてアセスメント項目が確定し,これが使用可能であることが確認できた.このアセスメントモデルは,バウンダリーによって区別される単位として,スープラシステム(4項目),マクロシステム(8項目),ミクロシステム(5項目),家族システム(12項目),クロノシステム(4項目)の5システムがあり,合計33項目で構成されている.家族員への2時間のインタビューを実施形式とし,録音したインタビューの逐語録から5システム33項目の家族機能をアセスメントすることができる.また,エコロジカル家族機能調査(SEFF)による量的な評価も同時に行うことで,エコロジーに即した家族援助構造を見いだすことができる.
なお,次年度の大規模調査に向けて,「エコロジカル家族機能アセスメントモデルI」とSEFFの英語版と中文版への翻訳を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 子育て期家族の家族機能の通文化研究 : 大阪府と香港の共稼ぎ家族を対象として2006

    • 著者名/発表者名
      本田順子
    • 雑誌名

      家族看護学研究 第12巻・第2号

      ページ: 151

  • [雑誌論文] 家族機能と家族員の生活活動時間量の通文化研究 : 大阪府と香港の子育て期にある共稼ぎ家族を対象として2006

    • 著者名/発表者名
      本田順子
    • 雑誌名

      第26回日本看護科学学会学術集会講演集

      ページ: 395

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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