研究課題/領域番号 |
18390590
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
内布 敦子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (20232861)
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研究分担者 |
荒尾 春惠 兵庫県立大学, 看護学部, 助教授 (50326302)
上泉 和子 青森県立保健大学, 保健科学部, 教授 (10254468)
成松 恵 兵庫県立大学, 看護学部, 助手 (20438261)
川崎 優子 兵庫県立大学, 看護学部, 助手 (30364045)
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キーワード | がん看護 / コンサルテーション |
研究概要 |
本研究は、がん看護領域における外部コンサルテーションの導入を効果的に行うための方略を明らかにしようとするものである。研究は、2006年度から2009年度までの4年間を計画し、初年度は(1)コンサルテーションに関する国内外の文献検討、(2)本研究班のコンサルテーション活動記録の分析、(3)がん看護領域におけるコンサルテーションニーズの枠組みの作成、以上の3つを行った。 結果、(1)からは【がん看護が直面している困難や課題】、【国内外における看護コンサルテーションの様相】、【がん看護領域における外部コンサルテーションの様相】が明らかになった。(2)からは、がん看護領域における【コンサルテーションニーズ】、【コンサルタントの用いる技術】が明らかとなった。(3)では、(1)と(2)の結果を基にコンサルテーションニーズの枠組みを作成した。枠組みの内容は、【直接ケアの質】、【コミュニケーションスキル】、【リスクマネジメント】、【倫理的実践】、【退院調整(地域連携)】、【各種チーム活用】、【看護師のストレスマネジメント】、【キャリアディベロップメント】、【家族ケア】、【専門リソースの活用】、以上10項目のニーズにより構成された。 しかし、この枠組みはがん看護領域の中でも緩和医療領域特有のニーズが多く存在しているため、次年度はニーズの内容をがん看護領域全般の内容とするために、がん診療連携拠点病院の中でも治療期病棟に勤務する看護師長および看護師を対象に、「がん看護上の課題」および「外部コンサルタントへのコンサルテーションの必要性」を明らかにする調査を行う予定である。
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