研究課題/領域番号 |
18390594
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
森 明子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (60255958)
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研究分担者 |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
桃井 雅子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (90307124)
永森 久美子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (60289965)
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キーワード | 医療・福祉 / 看護学 / ストレス / 薬理学 / 生殖医療 |
研究概要 |
本年度は下記のように研究計画を遂行した。 1.既存の調査資料・関連書籍・雑誌記事等の文献検索、本年度研究協力者の看護師による専門的知識の提供、自助グループメンバーの意見やコメントをもとに、患者用・医師および看護師用の2種類のインタビューガイドを作成した。 2.インタビューガイドを用いて、体外受精-胚移植を実施する際に用いられる排卵誘発剤他・ホルモン剤等の処方や患者への説明・ケアにっいて、医師3名・看護師2名にインタビュー調査を行った。また、-医療機関の協力を得て、前述の薬を用いた体外受精-胚移植を受けた経験のある女性6名(うち3名は多嚢胞卵巣症候群)に症状と対処にっいてインタビュー調査を行った。医療者のインタビューからは、医師・看護師を問わず、共通の認識があり、それは、治療に対する納得が得られているかどうかが服薬に関する理解や自覚する副作用の程度に影響したり、服薬上のトラブルと関係するという見方であった。医療機関それぞれに、リーフレットなどを用い、患者への説明と理解を促す努力をしていた。患者のインタビューからは、個人差はあるものの、細かな副作用の自覚や不安があることが伝えられた。 3.インタビューデータを分析し、症状・対処に関して、医療者側からの問題認識と、患者側からの問題認識を抽出・照合し、構造化して、調査用紙を作成した。 今後の予定としては、薬剤に関する専門的知識の提供を仰ぐこと、文献検索の結果をレビューとして論文(報告)にまとめ公表すること、作成した調査用紙による、全国の医療機関に調査依頼をすることである。
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