研究課題/領域番号 |
18390604
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
臼井 キミカ 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (10281271)
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研究分担者 |
鷹居 樹八子 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 講師 (40325676)
柴田 幸子 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (00404210)
佐々木 八千代 園田学園女子大学, 人間健康学部, 助手 (10382243)
白井 みどり 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (30275151)
佐瀬 美恵子 甲南女子大学, 人間科学部, 助教授 (10305667)
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キーワード | 重度認知症高齢者 / 感情反応 / 行動 / 基本的生活支援技術 |
研究概要 |
1.認知症高齢者の肯定的感情反応を促進し、否定的感情反応を減少させる日常生活支援技術を抽出し、対象別、技術別に編集を行う。 【対象】(1)研究者がこれまで収録したビデオテープ468時間分と、(2)一人の重度認知症高齢者【方法】(1)収録ビデオを複数の研究者で視聴し、所定のシートに従って日常生活支援技術を抽出、認知症の重度別に分類し、編集する。(2)3か月に1回ビデオ撮影を行い、(1)と同様の編集を行う。【結果】日常生活支援技術を食事、排泄、入浴、コミュニケーション、アクティビティ活動、睡眠等に大別し、それぞれの援助技術と高齢者の感情反応と行動をそれぞれ50場面ずつに編集した。19年度はこの編集ビデオをモデルに重度化した認知症高齢者に対する支援技術について分析していく。 2.認知症高齢者に対するケアの構成要素と質の高いケア内容を明らかにする。 【対象】A県下の2カ所の介護老人福祉施設のケアスタッフ【方法】連想方を用いた分析【結果】A介護老人福祉施設のケアスタッフ42人、B介護老人福祉施設50人の合計92人から回答が得られた。ケアスタッフはよいケアのの質に対してケアの質に影響する援助技術は(1)食事、(2)コミュニケーション、(3)レクリエーション、(4)家族・(5)入浴・清潔であると評価していた。 3.認知症高齢者ケアの中で個別性・文化・習慣についてどのような構成要素が必要であるのかを明らかにする。 【対象・方法】(1)アメリカの日系人(日系一世、帰米二世)とケアスタッフを対象にインタビュー調査ならびに意見交換行う。 【結果】ナーシングホーム及び中間看護施設に勤務する看護師及び介護士17人と高齢者15人にインタビューが実施できた。インタビュー内容を逐語録を作成し分析を進めている。
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