研究概要 |
本研究では, 平成18年度に認知症高齢者が経管栄養に至る要因構造について明らかにし, 平成19・20年度に摂食・嚥下障害のある認知症高齢者が口から食べる力を見極めるための判定基準および経口摂取の維持・再開へと導くためのケアスキルの検討を重ね, ガイドラインを作成する。とくに経管栄養から経口摂取へと移行する過程では, 誤嚥性肺炎などのリスクも伴うことから, ケア提供者が確実にスキルを身につけることができるように, ガイドラインに沿った視聴覚教材も作成する。 その上で, 最終年度の平成21年度には, 実際に経管栄養を受けている, もしくは受ける可能性の高い認知症高齢者に対して, 本研究で作成したガイドラインを用いたケアの展開を看護師に依頼し, その効果を検証する。
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