研究課題/領域番号 |
18401003
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鈴木 康弘 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70222065)
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研究分担者 |
堤 浩之 京都大学, 理学研究科, 助教授 (60284428)
後藤 秀昭 福島大学, 人間発達文化学類, 助教授 (40323183)
渡辺 満久 東洋大学, 社会学部, 教授 (30222409)
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キーワード | 活断層 / 地震断層 / 写真判読 / リモートセンシング / 変動地形 |
研究概要 |
平成18年度は以下の研究成果を挙げた。 (1)モンゴル科学アカデミー地理学研究所と研究協定を結び、活断層に関する共同研究を遂行できる態勢を確立した。 (2)1957年Gobi-Altay地震(M8.2)および1905年Bulnay地震(M8.3)の際の地震断層沿いの地域を対象に、モンゴルにおいて航空写真・地形図等の資料を収集し、モンゴル地理学研究所と共同で活断層判読作業を開始した。 (3)9月に鈴木・後藤の他、研究協力者として廣内大助(愛知工業大学)、杉戸信彦(名古屋大学)が渡航し、Gobi-Altay地震断層の現地調査を実施した。地震で被災したBOGD村等を訪れ、地震断層および被害についての聞き取り調査を実施するとともに、地震断層の観察を行った。 (4)2月に研究協力者の杉戸と石黒聡士(名古屋大学)が渡航し、航空写真等の資料収集を追加で行うとともに、モンゴルにおけるGPS測量の精度検証を行った。 (5)1957年Gobi-Altay地震断層沿いおよびその西方延長部のCORONA画像を購入し、全員で写真判読を実施し、地震断層の延長部に別の活断層を見出し、地震時の活動区間を区切る変動地形学的要因について検討した。この内容について学会発表を行うとともに、次年度の国際学会の発表準備を開始した。 (6)地震断層に沿う断層変位量分布に関する比較研究として、国内の活断層に関する調査結果の取り纏め等も実施した。 (7)次年度以降の課題として、CORONA等の画像解析による断層変位量の計測可能性を検討し、ALOS利用公募にも応募した。
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