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2008 年度 自己評価報告書

アフリカ女性の社会進出のための伝統の取捨選択に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18401010
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 ジェンダー
研究機関京都女子大学

研究代表者

戸田 真紀子  天理大学

研究期間 (年度) 2006 – 2009
キーワードジェンダー / 開発 / 伝統文化 / 教育 / 言語
研究概要

本研究では、ケニアにおける開発と伝統文化の関係を、女性の社会進出にターゲットを絞って考えていく。女性が社会進出を果たすためには、就学することがまず第一歩であるが、「女子には教育はいらない」という考えがまだ根強く残っており、さらには、せっかく就学しても、「早婚」のために中退を余儀なくされる女子学生があとを絶たない。この伝統文化の中のジェンダー格差を当事者である女性たちがどのように排除しようとしているのか、その取捨選択のメカニズムを明らかにするのが第一の目的である。また、教育の機会を奪われた女性は、公用語や国語を十分に使いこなすことができない。民族語は民族のアイデンティティの体現である一方、公用語や国語の習得は、社会進出を果たす上での必須条件である。教育の機会を奪われ、民族語しか話すことができない女性たちが、社会進出を果たすことができるだろうか。農村部における開発プロジェクトの中で、民族語だけを話す女性たちがどのような地位におかれているのかを調査し、社会開発と言語選択の問題をジェンダーの視点から明らかにすることが、2つめの目的である。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件) 図書 (2件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] アフリカの女性性器切除と男性優位社会の秩序

    • 著者名/発表者名
      戸田真紀子
    • 雑誌名

      グローバル化と社会的「弱者」(日本平和学会) 平和研究第31号

      ページ: 89-111

  • [雑誌論文] How do Deaf women in Kenya view empowerment by education?

    • 著者名/発表者名
      Ritsuko Mivamoto, Nickson Kakiri
    • 雑誌名

      The Proceedings of the 15th World Congress of the World Federation of the Deaf

  • [学会発表] アフリカ女性の社会進出のための伝統の取捨選択に関する研究(1) : 女子高校生の教育の機会を確保するプロジェクトについて2008

    • 著者名/発表者名
      戸田真紀子
    • 学会等名
      日本アフリカ学会第45回学術大会
    • 発表場所
      龍谷大学深草学舎
    • 年月日
      2008-05-24
  • [学会発表] アフリカ女性の社会進出のための伝統の取捨選択に関する研究(2) : ケニアのろうの女性と教育2008

    • 著者名/発表者名
      宮本律子
    • 学会等名
      日本アフリカ学会第45回学術大会
    • 発表場所
      龍谷大学深草学舎
    • 年月日
      2008-05-24
  • [学会発表] How do Deaf women in Kenya view empowerment by education?

    • 著者名/発表者名
      宮本律子
    • 学会等名
      the 15th World Congress of the World Federation of the Deaf
    • 発表場所
      Madrid, Spain
  • [図書] アフリカと政治2008

    • 著者名/発表者名
      戸田真紀子
    • 総ページ数
      212
    • 出版者
      御茶の水書房
  • [図書] 国際法・国際関係とジェンダー2007

    • 総ページ数
      19
    • 出版者
      東北大学出版会
  • [備考] 宮本律子

  • [備考] 新聞記事 秋田さきがけ新報2009年1月25日朝刊記事「文系のチカラ : 秋田大×高橋大輔『多言語のアフリカは伝え合いでも閉じていない』」

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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