研究課題/領域番号 |
18401020
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
菅原 純 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (30420285)
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研究分担者 |
澤田 稔 富山大学, 人文学部, 教授 (20215916)
新免 康 中央大学, 文学部, 教授 (10235781)
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キーワード | 新彊ウイグル自治区 / 中央アジア / チャガタイ語 / 東トルコ語 / 現代ウイグル語 / トルコ学 / 中国少数民族 / データベース |
研究概要 |
(1)収集 (a)海外での調査・収集:中国・新彊ウイグル自治区で現地文献ならびに二次研究文献に関する調査を実施し、書誌情報取得するとともに重要なものに関しては複写物・実物(書籍)を取得した。また現代文芸に関しては作家へのインタビュウなども実施した。 (b)国内での収集活動:図書館のレファレンス・ネットワーク等を活用してテユルク諸語文献史料・二次研究文献の複写物の入手に努めた。 (2)研究 (a)基礎研究:写本、リトグラフ、二次研究文献など収集・取得文献につき書誌研究を行いデータベースのコンテンツを増し加えた。とくに二次研究文献に関しては取得資料のデジタル化を重点的におこない、プロジェクトチーム内での利用環境を整備した。 (b)研究会の開催:メンバー、大学院生などからなる文献資料研究会を組織。年度後期よりほぼ毎週現代ウイグル語文学作品(ゾルドゥン・サービルの『故郷』)の講読研究会を実施した。 (3)総合 (a)データベース構築:既存データの整備(記述の訂正、様式の統一)を図るとともに、新たに入手し書誌研究作業を経た史料、二次研究文献データ入力をおこなった。 (b)書籍版解題参照目録の編纂企画:最終年度の目録出版に向け、その内容、具体的な執筆分担、出版形態等につき、同様の先行著作の構成を参照検討のうえ出版仕様の検討を行った(未完。次年度の仕様確定を目指す)。 (4)発信 調査研究活動成果の国際学会での報告:平成18年10月に開催された米国中央ユーラシア研究学会(Central Eurasian Studies Society-CESS)年次大会において、本研究課題メンバーを中心として近現代テユルク諸語歴史文献を扱ったパネルセッション"Historical Role of Islamic Saints in Central Asia"を組織し、個別史料研究の成果を報告するとともに、当課題研究の活動ならびにデータベース、リソースについての広報に努めた。(参考:菅原純「米国中央ユーラシア学会第7回年次大会」『イスラム世界』68号所収)
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