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2006 年度 実績報告書

近世・近代ペルシア語文化圏における言語・民族・国家形成

研究課題

研究課題/領域番号 18401021
研究機関東京外国語大学

研究代表者

近藤 信彰  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (90274993)

研究分担者 菅原 睦  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50272612)
真下 裕之  神戸大学, 文学部, 助教授 (70303899)
森本 一夫  東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (00282707)
キーワードインド / イラン / ウズベキスタン / 歴史史料 / スーフィー教団 / サファヴィー朝 / トルコ / ティムール朝
研究概要

研究計画に従ってペルシア語関連史料、および現地の歴史叙述に関する資料の収集、および現地歴史研究者との交流を行った。代表者の近藤信彰は、2月にイラン、3月にインドのハイダラバードへ出張し、資料の収集に努めた。とりわけ、ハイダラバードではサーラール・ジュング博物館での調査においては、従来全く顧みられていなかったサファヴィー朝期の行政に関する貴重な史料を発見した。また、オスマニア大学を訪問し、歴史学科との交流を行った。
このほかには、研究協力者を海外に派遣した。川口琢司(北海学園大学非常勤講師)を8月にウズベキスタン、カザフスタン、イギリスに派遣し、ティムール朝および沿ボルガ地域に関する写本・碑文調査が行われた。また、矢島洋一(京都外国語大嘱託研究員)を8月にトルコに派遣し、ペルシア語文化圏とその周辺のスーフィー教団に関する資料調査が行われた。また、渡部良子(上智大学非常勤講師)を8月にイランに派遣し、19世紀の書簡術に関する石版本を中心とする文献調査が行われた。2月に中西哲也(京都学園大学非常勤講師)を中国に派遣し、アラビア語・ペルシア語碑文の調査が行われた。
全体としては、9月に分担者・研究協力者がスラブ研究センターの研究会で顔を合わせ、それぞれが研究発表を行うとともに、今後の方針についても話し合った。これらの研究発表は論文集として、北海道大学出版会より刊行の予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] サイノド/シャリーフ系譜学者の手控帳-英国図書館所蔵手稿本Or.1406をめぐって2007

    • 著者名/発表者名
      森本 一夫
    • 雑誌名

      史朋 39

      ページ: 55-68

  • [雑誌論文] 『クタドゥグ・ビリグ』から『五体清文鑑』まで -中央アジア・チュルク語アラビア文字正書法の変遷2006

    • 著者名/発表者名
      菅原 睦
    • 雑誌名

      ユーラシア諸言語の研究

      ページ: 43-62

  • [雑誌論文] イブン・フンドゥク-12世紀イランのある博学者の肖像2006

    • 著者名/発表者名
      森本 一夫
    • 雑誌名

      アジア遊学 86

      ページ: 45-56

  • [雑誌論文] 清初の中国ムスリムにおける「ハナフィー派への帰属」についての再検討--納家 営清真寺アラブ語碑文の分析から2006

    • 著者名/発表者名
      中西 竜也
    • 雑誌名

      中国--社会と文化 21

      ページ: 309-331

  • [図書] Persian Historical Epistles from Iranand Mawara an-nahr : The Safavids, the Uzbeks, and the Mangits.2006

    • 著者名/発表者名
      Mansur Sefatgol, KONDO Nobuaki
    • 総ページ数
      593
    • 出版者
      Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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