研究課題/領域番号 |
18401037
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小野澤 正喜 筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90037044)
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研究分担者 |
鈴木 伸隆 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (10323221)
稲村 務 琉球大学, 法文学部, 准教授 (50347126)
高橋 美和 愛国学園大学, 人間文化学部, 准教授 (40306478)
村上 忠良 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (50334016)
矢野 秀武 駒沢大学, 総合教育研究部, 准教授 (20422347)
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キーワード | 宗教改革運動 / 宗教実践 / 日常生活の再編 / 世俗内倫理 / 情報化社会 / 宗教情報の送信 / 宗教活動の国際展開 / 宗教儀礼の再編 |
研究概要 |
近年のグローバル化の進行の中で伝統的宗教が再活性化している状況が見られる。本プロジェクトでは東南アジアの諸都市で進行しつつある宗教生活の変動を、復古主義的な装いをとりつつも都市中間層を主要な基盤としている点、在家信者における世俗内倫理体系の再編成の追求、最新の情報メディアの駆使等に着目しつつ実証的に確認し、その相互関係、社会的背景を解明することを目指している。 第1年度(平成18年度)の調査において宗教組織の中心から発信されるトップダウンの変化を、組織のネットワークの掌握と組織中枢のアクターの意図等に着目して進めたことを踏まえて、2年度に当たる平成19年度の調査ではそうした変化の中における在家の信者とその周辺の人々における日常生活レベルにおける変化に調査の力点を移し調査研究を進めた。タイ、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、カンボジア、フィリピンの各国に組織構成員を派遣し仏教徒、イスラム教徒、キリスト教徒等に関する日常レベルの宗教生活の変化の掌握に努めた。現地調査を進めると共に、隔月開催の研究会の討議を通じて諸地域、宗教集団の相互関係の総合的把握に努めている。一部成果は国際研究集会、執筆論文の形で公開している。
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