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2007 年度 実績報告書

明治期における西洋近代とアイヌ民族の出会いに関する文化人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18401046
研究機関北海道開拓記念館

研究代表者

出利葉 浩司  北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (40142088)

研究分担者 宮武 公夫  北海道大学, 文学研究科, 教授 (50291993)
財部 香枝  中部大学, 国際関係学部, 准教授 (00421256)
矢口 祐人  東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00271700)
キーワードアイヌ民族 / セントルイス万国博物館 / スティーヴン・サイムス / お雇い外国人 / ベンジャミン・ライマン / ハイラム・ヒラー / フィールド博物館 / ペンシルベニア大学附属博物館
研究概要

本年度は、おもに(1)1904年にアメリカ合衆国セントルイス市で開催された万国博覧会関連資料の調査。(2)1901年に北海道でアイヌ民具を収集したハイラム・ヒラー関連資料の調査。(3)開拓使地質測量鉱山技師長であったB.ライマン(1873年来日)の残した日記・書簡・アイヌ関係未発表論文類のうち北海道大学保管分の調査をおこなった。
(1)セントルイス万国博覧会には9名のアイヌの人びとが招聘され「人類学展示」されていることが知られている。このときにフィールド博物館学芸員Simmsによって収集された資料の基本台帳を、同博物館で確認することができ、複写した。(出利葉)また、同博覧会に関与したフレデリック・スターが撮影したとされる写真類、新聞記事などの調査を、シカゴ大学、フィールド博物館、オレゴン大学、カリフォルニア大学でおこなった。(宮武)なお、フィールド博物館所蔵民具に関する論考は、宮武が発表している。(11研究発表の項参照)
(2)ハイラム・ヒラー関連資料については、ペンシルベニア大学所蔵書簡類の調査をおこなった。(矢口)同書簡類は、矢口が報告している。(11研究発表の項参照)また、同博物館所蔵ヒラー撮影写真の一部を、出利葉が報告した。(11研究発表の項参照)
(3)ライマン関係資(史)料は、調査を予定していたフィラデルフィア哲学協会が急遽閉館になったため、予定を変更して、北海道大学付属図書館保管史料を調査した。(財部)なお、ライマン関連資料については、財部が報告している。(11研究発表の項参照)

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ハイラム・ヒラーが残したガラス乾板2008

    • 著者名/発表者名
      出利葉 浩司
    • 雑誌名

      北海道開拓記念館研究紀要 36号

      ページ: 69-78

  • [雑誌論文] シカゴ・フィールド博物館所蔵のアイヌ工芸品2008

    • 著者名/発表者名
      宮武 公夫
    • 雑誌名

      北方人文研究 創刊号

      ページ: 41-54

    • 査読あり
  • [雑誌論文] "The Ainos."(1901)by Benjamin Smith Lyman:in Bunjamin Smith Lyman Papers,American Philosophical Society,Philadelphia2008

    • 著者名/発表者名
      財部 香枝
    • 雑誌名

      アリーナ 5号

      ページ: 482-505

  • [雑誌論文] ハイラム・ヒラー書簡-1901年の北海道より2008

    • 著者名/発表者名
      矢口 祐人
    • 雑誌名

      北海道開拓記念館調査報告 47号

      ページ: 87-100

  • [学会発表] 人類学者心における他者観の変遷-1904年〜1910年2007

    • 著者名/発表者名
      宮武 公夫
    • 学会等名
      韓日国際ワークショップ:帝国の「学知」と京城帝大の教授達
    • 発表場所
      ソウル大学(韓国ソウル市)
    • 年月日
      20070600

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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