研究課題
1)乳幼児保育における母性意識の国際比較に関する質問紙調査の実施18年度に4ヵ国で検討しあい、日本からの質問紙の原案を4ヵ国に通用するような調査用紙に修成・完成し各国語のものを用意した。19年度は、それを用いて各国において調査を実施した。対象は、保育者、保護者(父母の双方)、教育・保育系学生、学生の親(世代性を見るため)の4類とした。アメリカは保護者と学生の親は許可が得られず断念したが、保育者と学生は4ヵ国共に、保護者と学生の親はアメリカを除く4ヵ国共に、統計的に有効な数の回答が得られた。一定の集計を行った。2)現地へのヒアリング調査の実施アメリカ(9月)日本から共同研究者4人、研究協力者1名、計5名参加。現地で海外協力者1名が合流/中国(11月)日本から共同研究者4人、研究協力者1名、計5名参加。現地で海外協力者1名が合流/スウェーデン(12月)日本から共同研究者5名、中国、及びアメリカから海外協力者が各1名、計7人参加。現地で海外協力者2名が合流。各地において、予めお願いしておいた機関を中心に、保育者・学生・保護者(3ヵ国とも)、学生の親(中国のみ)を対象に、小グループの集団面接法で予め用意しておいた5つの質問を中心に、インタビューを行った。3)成果とその報告量的調査は学生とその親に関しては分析が完了し、日本発達心理学会(2008年3月)に報告、ヒアリングについては、保育者の状況についてのみ一定の整理を行い、日本保育学会(2008年3月)に報告した。大まかに見ると、母性意識は国の保育制度と文化の両面に関わっていることの微妙な面が分かってきた。が、詳細は19年度の資料の分析(20年度)による。
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白梅学園大学・短期大学紀要 第44号
ページ: 47-62
家庭教育研究所紀要 第29号
ページ: 5-15
保育学研究 第45巻第2号
ページ: 134-141