研究課題/領域番号 |
18402017
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
多賀 秀敏 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (30143746)
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研究分担者 |
佐藤 幸男 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (00162496)
佐渡友 哲 日本大学, 法学部, 教授 (80178798)
高橋 和 山形大学, 人文学部, 教授 (50238094)
柑本 英雄 弘前大学, 人文学部, 准教授 (00308230)
臼井 陽一郎 新潟国際情報大学, 情報文化学部, 教授 (90267451)
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キーワード | 東アジア共同体 / EUサブリージョン / 地域ガバナンス / 国際連携モデル構築 / 北海サブリージョン / 環日本海圏 / 環黄海圏 / 大メコン地域圏 |
研究概要 |
平成19年度は、まず5月にEU北海サブリージョンの政策実施担当者であるアン・ベル氏を招聘し、国内外に開かれた研究会を開催した。同氏からは、当該地域における最新の情報がもたらされ、これまで本科研費グループが蓄積してきた知見にくわえ制度的理解も深まった。国内からの招聘者からは、主として環黄海圏、環日本海圏、アジア共同体憲章、EU研究の進捗状況などが報告され有益な意見交換がなされた。ベル氏には、別途懇談会において研究に対する助言を求めた。その結果、本グループのヨーロッパティームが、イギリス、フランス、チェコ、スウェーデンに調査に赴き、本グループと関係の深い北東アジア学会本年度研究大会にチェコから専門家1名招聘することが決定され、スウェーデンのThe Institute for Security and Development Policy(ISDP)とは、2008年12月に東京で共同ワークショップを開催することが決定された。予想を上回る成果をあげたといわざるをえない。 本年度の主題であるGMS研究に関しては。現在世界で最も研究が進捗しているチェンマイ大学から専門家3名を9月に招聘し、開かれた研究会ときわめて集中的なセミナーとを開催した。その際の助言に従い、12月に7名からなる調査ティームを組織し、タイ、ラオス、中国、ベトナムに前後10日間にわたる調査旅行を敢行した。ここでは、チェンマイ大学の協力を得て、期間中に10回国境越えを行い、早朝チェンマイを発ち、ラオスを経由して夕刻には雲南省にいたることを実証し、サバナケットの発展の可能性、友誼関のみならず中越辺境貿易が進展している実態を検証した。
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