研究課題/領域番号 |
18402024
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
阿部 照男 東洋大学, 経済学部, 教授 (80058057)
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研究分担者 |
横川 伸 東洋大学, 経済学部, 教授 (40166872)
都 仁平 東洋大学, 経済学部, 教授 (20310526)
針生 清人 東洋大学, アジア文化研究所, 客員研究員 (90058032)
飯塚 勝重 東洋大学, アジア文化研究所, 客員研究員 (00385965)
羅 歓鎮 東京経済大学, 経済学部, 助教授 (80307793)
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キーワード | 三農問題 / 中国内陸部 / 貧困対策 / 移民新村 / 扶貧開発 / 退耕還林・草工程 / 産業構造 / 社会主義新農村 |
研究概要 |
本研究は、現代中国社会において緊急に解決を迫られている「貧困問題」特に内陸部農民の「脱貧小康化問題」に光をあて、その解決策の一環として新たに打ち出された「移民新村」政策について調査研究し、その具体的な実施状況を明らかにし、その成否の条件を分析するものである。 本年度は、4年計画の初年度に当たり、我々自身による現地予備調査と委託による現地予備調査という2つの調査を実施した。先ず、我々の現地調査に先だって、すでに陜西経済発展研究センターに委託していた戸別訪問による聞き取り調査が、葉道猛教授率いる院生チームの手によっておこなわれた。これによって、われわれが作成した調査アンケート票に基づくサンプル調査結果が凡そ四十戸分集められた。この内容を精査して、アンケート票の改良を行い、来年度以降の委託本調査に臨むことになる。 我々自身の現地予備調査は、8月21日から29日、陜西省北部延安・楡林両市の諸県で実施された。 8月22日、延安市政府幹部との座談会をおこない、今回調査の段取りを打ち合わせる。次いで、延川県に移動し、延川県幹部と会談、延川県における扶貧開発状況について説明を受けた。23日、延川県延水関鎮張家村移民新村および同鎮柏樹〓村移民新村を訪問、調査。次いで、子長県南溝岔移民新村を訪問、調査。24日、子長県李家湾鎮護林場小草湾自然村を訪問、調査。次いで、子長県幹部との座談会。25日、楡林市靖辺県張家橋畔郷望夏村移民新村を訪問、調査。次いで、靖辺県張家橋畔郷望夏村移民新村を訪問、調査。26日、靖辺県幹部と座談会。28日、西安市に戻り、西北大学陳西経済発展研究センター関係者と委託調査についての検討会。次いで、陜西省扶貧開発弁公室主任謝浩民氏から陜西省が取り組んでいる扶貧開発の基本状況について報告を受け多くの質疑・討論を行なった。
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