研究課題/領域番号 |
18402025
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
絵所 秀紀 法政大学, 経済学部, 教授 (10061243)
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研究分担者 |
胥 鵬 法政大学, 経済学部, 教授 (60247111)
武智 一貴 法政大学, 経済学部, 助教授 (80386341)
田村 晶子 法政大学, 経済学部, 教授 (30287841)
馬場 敏幸 法政大学, 経済学部, 助教授 (00359663)
松島 茂 法政大学, 経済学部, 教授 (00339508)
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キーワード | 経済成長 / 貧困削減 / 国際貿易 / 直接投資 / 産業発展 / 自動車産業 / インド経済 / 中国経済 |
研究概要 |
日本経済は巨大化する中国とインド経済とどう共存していくのか。このような重要な政策課題に答えるために,本研究は中国・インド両国のIT・ソフトウェア、自動車・二輪産業、およびサービス(金融・流通)産業を取り上げ,中国・インド両国の企業競争力に関する国際比較分析を行なう。分析に当たっては,技術移転、人材育成、裾野・部品産業クラスターの視点から、IT・ソフトウェア、自動車・二輪産業、サービス(金融・流通)業分野における中印企業および中印に進出している日韓企業のクロスセクション比較、さらにその成長過程を日韓の70、80年代における成長過程と比較という新たな比較手法を取り入れる.こうした分析を通じて、中国とインドの企業競争力を解明する。 本年度はインドの自動車産業とIT産業に関する現地調査を行った。後掲研究成果のうち、馬場によるインドの金型産業、武智によるインドの自動車産業に関する分析は、現地調査結果に基づいてインドの競争力に関する研究成果に該当する。他方、胥・田村論文は、国際貿易から世界の工場としての中国の競争力を分析している。また、絵所によるインドの経済成長と貧困削減に関する総合分析は、研究統括者としての研究成果に該当する。 現地調査のほかに、インド・中国の専門家をゲスト・スピーカーとして招いて、研究会を多数開催し、インドと中国経済の最新動向の把握につとめた。さらに、実証分析に取り組むために、現段階でインド・中国および両国に進出している日系企業の経済データを広く収集・加工している。
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