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2009 年度 実績報告書

住民参加による条件不利地域の再生とEU地域政策

研究課題

研究課題/領域番号 18402031
研究機関愛媛大学

研究代表者

中道 仁美  愛媛大学, 農学部, 准教授 (30254725)

キーワード社会学 / 地域政策 / 条件不利地域 / 住民参加 / EU / スウェーデン / イタリア / 地域活性化
研究概要

8月15日から9月1日までフィンランドにおいて開催されたヨーロッパ社会学会に出席し、その後、スウェーデンで調査を行った。学会では4年間の調査成果一部の報告を行った。日本人研究者がスウェーデンの過疎地域においてミクロレベルの集落調査を行い、パワーポイントだけでなく、英語論文を用意して報告したことから、報告内容を十分理解してもらうことができ、座長をはじめ、出席者から高い評価を受けた。スウェーデン調査では、ストックホルムにおいてスウェーデン政府関係者から、最近の地域政策についてインタビュー調査を行った。その際、学会報告の英文を披露し、意見交換をした。その後、イエムトランドに移動し、エステルスンの政府研究機関においても同様に、政策についてのインタビューと報告成果についての意見交換をした。いずれも、成果について、非常に好意的な反応が返ってきた。今年度が最終年度に当たるため、2つの調査地に出向き、英文論文を地域住民のインフォーマントに手渡し、意見交換を行ったところ、新たな詳しいデータを発掘、収集することができた。
2010年3月15日から1週間イタリアで調査を行った。イタリア調査では、論文執筆成果について、現地の研究者の意見を聞くこと、まだ不足しているイタリアの研究者の論文、研究動向について、再度調査を行うことであった。現地専門研究者との意見交換では、むしろ研究成果に興味を持たれるとともに、イタリアの地域政策の新たな展開を教示してもらった。また、限界集落についての意見交換で、新たに知り合った統計研究の専門家からは、イタリアでもデータが取れそうだという情報をもらった。文献等では集落レベルの把握ができないということが強調されていたためあきらめていたが、今後の課題としたいと考え、今後の協力を依頼した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Resident autonomy and regional revitalization in Sweden : The example of Husa village in Are municipality2009

    • 著者名/発表者名
      中道仁美
    • 学会等名
      23rd Congress of European Society of Rural Sociology
    • 発表場所
      フィンランド Wasa 大学
    • 年月日
      2009-08-18
  • [学会発表] イタリア南部開発におけるEU地域政策の役割-LEADERプログラムの地域開発グループの事例から-2009

    • 著者名/発表者名
      中道仁美
    • 学会等名
      第57回北海道社会学会大会
    • 発表場所
      札幌学院大学B201号室
    • 年月日
      2009-06-27

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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