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2006 年度 実績報告書

オーストラリアにおけるアジア系専門職移民の政治・社会参加

研究課題

研究課題/領域番号 18402040
研究機関立命館アジア太平洋大学

研究代表者

石井 由香  立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 助教授 (20319487)

研究分担者 関根 政美  慶應義塾大学, 法学部, 教授 (20129498)
塩原 良和  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80411693)
浅川 晃広  名古屋大学, 国際開発研究科, 講師 (80402410)
キーワード政治・社会参加 / 多文化主義 / アジア系 / 専門職移民 / オーストラリア
研究概要

本研究の目的は、オーストラリアにおけるアジア系専門職移民について、彼らが自らの専門を活かしつつどこまでオーストラリア「市民」として政治・社会のメイン・ストリームへの参画を果たしているのか、また、アジア系としてのエスニックなルーツ、ネットワークを多文化主義という文脈を踏まえていかに資源として再構築し、活用しようとしているのかを分析することにある。
本年度は研究計画の一年目として、アジア系専門職移民の政治・社会参加に関し、基本的な資料収集および事実確認を行うと同時に、インタビュー調査を実施した。まず、2006年8月に約2週間の調査を実施し、シドニー、メルボルン、ブリスベンで、政治・社会参加の一つの実例であるチャイナタウンの再開発に関し、州政府、市政府関連の資料を各都市の州立図書館、市立図書館において収集した。また、エスニック・アソシエーション関係者へのインタビューを、主にシドニーにおいて行った。さらに、2007年2〜3月にも約2週間現地調査を行い、メルボルン、シドニー、キャンベラにおいて、チャイナタウンおよびエスニック・マイノリティの政治・社会参加に関する資料を、国立図書館、州立図書館、市立図書館において入手した。シドニーにおいては、エスニック・アソシエーション関係者、アジア系政治家への追加インタビューも行った。計画一年目としては、考察上の基礎資料、情報を得ることが重要であり、その目的は十分に果たされたといえる。
また、成果発表については、British Australian Studies Association (BASA)の研究大会(University of Exeter, Cornwall,2006年9月8〜10日)においてテーマセッションを企画し、石井、塩原の両名が2006年8月調査の内容も踏まえ、報告を行なった。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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