研究課題
基盤研究(B)
本研究課題においては、スカンジナヴィア北部とスヴァールバル島に設置されている世界で第一級の欧州非干渉散乱(EISCAT)レーダーシステムを用いて、極冠域からカスプ、オーロラ帯、サブオーロラ帯にまでいたる広い領域においてISレーダー観測を行い、太陽風、磁気圏、電離圏、熱圏、中間圏における様々な基本的かつ重要な物理・化学過程の総合的研究を行うことが目的である。EISCATレーダーを用いた実験を行うためには、観測オペレータを現地に派遣する必要がある。また、EISCATレーダー特別実験に呼応して、衛星との同時観測や地上光学観測機器との同時観測などのキャンペーン観測が企画される。これらのEISCATレーダー特別実験を効果的に行うために、観測オペレータとともに関係する研究者の派遣を実施している。主な研究対象としては、ポーラーキャップパッチ、オーロラ微細構造ダイナミクス、イオンアップフロー、イオン加熱・イオン温度の非等方性、3次元電流系、電離圏電気伝導度、電離圏移動性擾乱(TID)、下部熱圏大気ダイナミクス(プラネタリー波、大気潮汐波、下部熱圏鉛直風)、太陽風などが挙げられる。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (5件)
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