研究課題
1. 平成20年8月に、ロシア極東域の現地対応研究者が所属するロシア科学アカデミー・IKIR研究所を訪問し、共同研究の打ち合わせを行った。また、同時にパラツンカ観測点の高感度全天カメラ・誘導磁力計のメンテナンス、ノイズ対策を行った。2. 平成20年11月に、高感度全天カメラ、誘導磁力計1セットを、ロシア極東域・マガダンにあるIKIR研究所のStecolny観測所に設置し、同年11月3日より自動観測を開始した。3. 平成21年1月に、マガダンの高感度全天カメラのモーターが故障し、修理を行って平成21年3月から自動観測を再開した。4. 北海道陸別観測所のSuperDARNレーダーは引き続き定常観測を継続し、パラツンカ・マガダンとの同時観測を行った。5. 平成19年度に設置した名大STE研に所属する北海道母子里観測所と鹿児島県鹿児島観測所の誘導磁力計の自働観測を継続し、データベース化を行った。6. 低緯度オーロラの原因の一つと考えられる内部磁気圏からの特異な電子降り込み現象(broadband electron)の詳細解析を、FAST衛星のデータやDouble-Star衛星のデータを用いて行い、その特性を明らかにした。7. 平成19年度にパラツンカで得られた南西伝搬から北東伝搬へ転向する中規模伝搬性電離圏擾乱(MSTID)現象の詳細な解析を行い、北海道レーダーのデータと合わせて、その特性を明らかにした。8. これらの観測や得られた成果を国内外の学会・研究会で紹介し、共同研究を促進した。
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Earth Planets and Space (in press )
Journal of Geophysical Research 113, A12 312
ページ: doi : 10.1029/2008JA013417
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ページ: doi : 10.1029/2008JA013893
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http://stdb2.stelab.nagoya-u.ac.jp/omti/index.html
http://stdb2.stelab.nagoya-u.ac.jp/magne/index.html