研究課題
基盤研究(B)
本研究課題では、北海道のSuperDARN大型短波レーダーの視野内に入っているロシア極東地域に、高感度の全天カメラ2台を新たに設置し、オーロラ及び大気光を分光イメージング観測する。また、高時間分解能の磁力計も設置し、サブオーロラ帯のプラズマ粒子の降り込みに関連するイオンサイクロトロン波動も同時に観測する。さらに、電離圏・磁気圏高度の衛星によって得られるプラズマ・電磁場の観測とこれらの地上観測を比較する。地上からの2次元イメージング観測とその視野内の衛星直接観測という組み合わせを用いて、(1) SARアークを含む低緯度オーロラ現象の観測に基づく、磁気擾乱時におけるジオスペースプラズマの変動と、内部磁気圏への電場の侵入状況の2次元的な描像。(2) ジオスペースで発生する電磁気擾乱が超高層大気を加熱し、その影響がサブオーロラ帯から中緯度に向かって伝搬してくるメカニズム。の2点を明らかにしていく。
すべて 2009 2008 2007 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (5件) 図書 (1件) 備考 (2件)
J. Geophys. Res. 113(A12312, doi : 10.1029/2008JA013417)
J. Geophys. Res. 114(A03316, doi : 10.1029/2008JA013893)
Earth, Planets, Space (in press)
A multievent study, J. Geophys. Res. 113(A06221, doi : 10.1029/2007JA013001)
J. Geophys. Res. 112(A05308, doi : 10.1029/2006JA011772)
J. Geophys. Res. 112(A06220, doi:10.1029/2006JA012184)
http://stdb2.stelab.nagoya-u.ac.jp/omti/index.html
http://stdb2.stelab.nagoya-u.ac.jp/magne/index.html