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2006 年度 実績報告書

大陸衝突によるアジア大陸東部域の大陸変形の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18403012
研究機関神戸大学

研究代表者

乙藤 洋一郎  神戸大学, 理学部, 教授 (90160895)

研究分担者 山崎 和仁  神戸大学, 理学部, 助手 (20335417)
糸田 千鶴  大成学院大学, 人間学部, 助教授 (80246800)
和田 穣隆  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (00252825)
三浦 大助  (株)電力中央研究所, 電力中央研究所, 主任研究員 (50371414)
キーワード大陸 / 大陸東縁部 / テクトニクス / 古地磁気学 / 年代学 / ロシア / エチオピア
研究概要

1.地質調査と岩石試料採取:今年度は二つの隊を組織して、それぞれ(A)ロシア・アムール川下流地域と(B)アフリカ大陸東部のエチオピ・リフトバレー地域に派遣した。
(A)ロシア・アムール川下流地域派遣隊:5人で調査隊を構成。
調査日時:9月21日〜10月12日の22日間。アムール川下流域にあるコムソモル・アムールの東部地域からタタール海峡の間に分布している、上部ジュラ紀から下部白亜紀にfore-arc海盆で堆積したKomosomorlsky統のVolgia-Vlanginian堆積層を調査・採取対象岩石とした。2002年にアムール川下流域の同層から14箇所140個の試料を南に傾斜した地層で採取したので、北に傾いた地層が分布するコムソモル・アムールの東部地域を調査研究地域とした。年代を決定するために、放散虫の含まれる下部ジュラ紀のチャート層を層厚20mにわたり連続サンプリングをおこなった。古地磁気岩石試料は、北に傾いた下部白亜紀の地層から21箇所で210個を採取した。白亜紀層を覆う玄武岩溶岩層ついては、K-Ar年代測定のために3箇所で30kgの新鮮な岩石を採取した。ロシア側の研究者が現在これら岩石の日本への送り出す準備をしている。
(B)アフリカ大陸東部のエチオピア・リフトバレー地域派遣隊:4人で調査隊を構成した。
調査日時:10月31日〜11月21日の22日間。アファー地域のリフトバレー内部に堆積した火砕岩と溶岩流の古地磁気学から大陸分裂のさいの地殻の変形を見出すために、溶結凝灰岩と玄武岩溶岩層の試料採取をおこなった。約60箇所で600個の古地磁気学の岩石試料を、エンジンドリルを用い採取し、11月21日に持ち帰った。現在残留磁化を測定中である。
2.論文:前年度までに測定して求めた古地磁気の結果に議論を加え、インドシナ半島の変形テクトニクスと日本列島の回転終了時期に関する論文を完成した。投稿中である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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