研究課題
基盤研究(B)
適応放散はこれまでに生物の進化で頻繁に起こってきた現象であり、生物が多様性を獲得する過程で非常に重要な生物学的現象である。しかし、これまでに知られている適応放散の多くは過去に起こった現象であり、化石記録などからはそのメカニズムを明らかにすることは困難であった。本研究の目標は、適応放散のメカニズムを分子レベルで明らかにすることである。それを可能にするには非常に最近に適応放散を起こした生物を研究することが必須であり、アフリカの湖で適応放散を起こしてきたシクリッドは理想の生物の系である。本研究では成立年代の異なる2つの湖(1)ビクトリア湖と(2)タンガニイカ湖で並行的に適応放散を起こしてきたシクリッドの生態情報、生息環境、DNA抽出用のサンプルを収集し適応放散のメカニズムを明らかにする基礎を築くことを目的としている。
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