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2006 年度 実績報告書

熱帯アジアの野生イネ集団における遺伝的多様性維持機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18405017
研究機関神戸大学

研究代表者

石井 尊生  神戸大学, 農学部, 助教授 (20260648)

研究分担者 宍戸 理恵子  日本大学, 生物資源科学部, 講師 (90307819)
秋本 正博  帯広畜産大学, 畜産学部, 講師 (60312443)
石川 隆二  弘前大学, 農学生命科学部, 助教授 (90202978)
佐藤 雅志  東北大学, 生命科学研究科, 助教授 (40134043)
佐藤 洋一郎  総合地球環境学研究所, 研究部, 教授 (20145113)
キーワード野生イネ / 遺伝的多様性 / 熱帯アジア / 分子マーカー / 国際研究者交流 / ミヤンマー / ベトナム / カンボジア
研究概要

熱帯アジアの野生イネ(Oryza rufipogon)集団における遺伝的多様性維持機構を解明するために、ベトナムおよびカンボジアにて現地調査を行うとともに、ミヤンマーから研究協力者を招聘し、今後の調査研究について話し合った。以下、各国別にその具体的内容を述べる。
ベトナム:平成18年11月12日より20日まで、メコンデルタ地城を中心に調査を行った。まず、研究協力者であるノンラム大学のMr.Nguyen氏とメコンデルタ稲研究所のDr.Lang氏と打ち合わせを行った後、メコンデルタ周辺の野生イネ集団の観察を行った。次に、生態・生育環境等の予備観察結果を基に、野生イネ集団の遺伝的多様性調査に適した調査地を3カ所選定した。各調査地では、地理的情報、生育環境、周辺植生、水質・土壌環境について詳細に記録した。さらに、調査地内に設定した区画より約100-150個体の野生イネの葉を収集し、その粗抽出液を特殊濾紙に固定してサンプリングを行った。現在、収集したサンプルについては、分子マーカーを用いた解析中である。
カンボジア:研究協力者であるカンボジア農務省のDr.Saron氏と連絡を取り、平成18年11月20日より26日まで、トンレサップ湖周辺地域を中心に調査を行った(調査内容はベトナムと同様)。選定した調査地は3カ所で、それぞれについて詳細な生態・簾境等の調査をするとともに、約100個体のサンプリングを行った。
ミヤンマー:平成19年1月10日より18日まで、研究協力者であるミヤンマー農林潅概省のDr.Htut氏を招聘した。ミヤンマーでは、過去数年にわたり野生イネ調査を行っているため、これまでに収集した葉の粗抽出液サンプルの解析手法を具体的に説明した。また、来年度以降のミヤンマーの定点調査地における、野生イネ集団の遺伝的多様性に関する年次変動調査について話し合った。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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