東アジアにおけるFasciola japonicumの分布、起源および進化

2008 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 18405035
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 海外学術
• 研究分野: 基礎獣医学・基礎畜産学
• 研究機関: 岩手大学
• 研究代表者: 板垣 匡 岩手大学, 農学部, 教授 (80203074)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2009
• キーワード: 肝蛭 / Fasciola / 東アジア

研究概要

本研究では、(1) 新種予定のF. japonicumの東アジアにおける分布を明らかにすること、(2) 東アジアに分布するF. japonicumとF. hepaticaおよびF. giganticaとの遺伝的類縁関係をミトコンドリアDNA およびリボソームDNA マーカーを用いて解析し、F.japonicumの起源、その進化と日本を含むアジア地域への拡散の全貌を明らかにすることを目的とする。

研究成果

• [雑誌論文] Occurrence of spermic diploid and aspermic triploid forms of Fasciola in Vietnam and their molecular characterization based on nuclear and mitochondrial DNA (2009)
  • 著者名/発表者名: Tadashi Itagaki, Keisuke Sakaguchi, Kunio Terasaki, Osamu Sasaki, Shinobu Yoshihara, Truong Van Dung
  • 雑誌名: Parasitol.Int 58 ページ: 81-85
  • 査読あり
• [雑誌論文] Molecular characterization of Fasciola hepatica, F.gigantica and aspermic Fasciola sp.in China based on nuclear and mitochondrial DNA (2009)
  • 著者名/発表者名: Mao Peng, Mie Ichinomiya, Maiko Ohtori, Madoka Ichikawa, Toshiyuki Shibahara, Tadashi Itagaki
  • 雑誌名: Parasitol Res (In press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 犬のStrongyloides sp.感染症例に対するフェバンテル配合剤の治療効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 伊藤直之, 村岡登, 川又淳, 青木美樹子, 板垣匡
  • 雑誌名: 日本獣医師会雑誌 61 ページ: 453-458
  • 査読あり