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2006 年度 実績報告書

アフリカマラリア媒介蚊の吸血宿主選好性決定機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18406010
研究機関長崎大学

研究代表者

都野 展子  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助手 (60295102)

研究分担者 高木 正洋  長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60024684)
川田 均  長崎大学, 熱帯医学研究所, 講師 (80363480)
キーワードAfrica / Anopheles gambiae / malaria / human blood index / host preference / mosquito
研究概要

ケニアの調査地で2006年の6月から7月にかけて蚊を屋内でPSC法と,ASP(aspiration)法で採集した.同様の仕事を2007年の2月から3月ガーナのAfamanaso(central Ghana)とEsiama(coast)で行った。採集された蚊は種類を調べたのち吸血源を同定した.吸血源の同定をELISAとPCRの2種類の方法で行った.蚊を採集したそれぞれの家の家人の就寝時刻 就寝場所 飼育している動物の種類と数が調べられた.
蚊の調査
屋内調査
殺虫剤スプレーと吸虫管採取による吸血メスの採集
ヒトオトリ採集とライトトラップ採集
マラリアベクターの吸血時間の情報を得るため屋内屋外に人を配置し集まってくる蚊の吸虫管による採集とライトトラップによる採集を夜間7時半から翌朝4時半まで行った.
これらの未吸血蚊は体サイズの測定後解剖しパリティとスポイロゾイトの保有率を計算し蚊の集団の零の推定にもちいた.
吸血源の調査
屋内調査で吸血メスが得られた場合はDNA抽出後ケントとノリス2005の方法によりヒト、ヤギ、ウシ、イヌの4種類の動物について同定可能なプライマーを用いてPCRにより同定した.同じサンプルを使ってELISA法でトリ、ヒト、ウシの3種類の動物について同定可能なシステムで同定しPCR法とその感度について比較しうるデータを得た.
住民の調査
各家の位置はGPSで記録し、動物の夜ねる場所もその数とともにGPSで記録した.住民は就寝時刻,就寝場所が屋内屋外で記録された.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Monitoring Chloroquine resisteance using Plasmodium falciparum parasites isolated from field collected mosquitoes in Tanzania.2006

    • 著者名/発表者名
      Temu E, Kimani I, Tuno N, Kawada H, Minjas J, Takagi M
    • 雑誌名

      American Journal of Tropical Medicine and Hygiene 75・6

      ページ: 1182-7

  • [雑誌論文] The association between phytoplankton, Rhopalosolen species (Chlorophyta; Chlorophyceae), and Anopheles gambiae sensulato (Diptera : Culicidae) larval abundance in western Kenya.2006

    • 著者名/発表者名
      Tuno N, Githeko AK, Nakayama T, Minakawa N, Takagi M, Yan G
    • 雑誌名

      Ecological Research 21・3

      ページ: 476-482

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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