研究課題
基盤研究(B)
ガンビエハマダラカにはその吸血嗜好性に大きな地理変異が報告されてきた。この種の集団遺伝学的変異・地域間隔離程度についてアフリカ大陸横断的研究が米国CDCグループにより行われた結果エチオピア・ケニア・タンザニアの南北に走るグレートリフトバレーの乾燥地帯をはさんだ東西アフリカで最大の遺伝的隔離が観察され、ケニア東側からはアフリカの西側集団と遺伝的変異に乏しい連続集団を形成していることが明らかにされた。このためケニアの東西の集団を調査地に含めればアフリカ大陸で見られる遺伝的多様性の2極を押さたガンビエハマダラカの吸血生態を調べることができる。このような観点からマラリア媒介蚊をケニア東部の海岸部、西部の内陸部、ガーナの中央部、南部の海岸部で雨季乾季にわたり採集と蚊・吸血源動物の同定を行った。
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