ベトナム戦争による枯葉剤が先天異常ならびに腫瘍発症に及ぼす影響に関する調査

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18406036
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 海外学術
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 愛知学院大学
• 研究代表者: 新美 照幸 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (60291762)
• 研究分担者: 夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (90183532) ; 香月 武 愛知学院大学, 口腔先端科学研究所, 研究員 (70038868)
• 連携研究者: 平原 史樹 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30201734) ; 後藤 昌昭 佐賀大学, 医学部, 教授 (10145211) ; 吉川 史隆 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40224985) ; 井箟 一彦 名古屋大学, 医学部・附属病院, 准教授 (60303640) ; 梶山 広明 名古屋大学, 医学部・附属病院, 講師 (00345886) ; 山本 英子 名古屋大学, 医学部・附属病院, 助教 (10432262) ; 柳澤 繁孝 大分大学, 名誉教授 (90053222) ; 今井 裕 獨協医科大学, 医学部, 教授 (80114239) ; 山田 守正 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (00121450)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: ベトナム社会主義共和国 / 枯葉剤 / 先天異常 / 口唇口蓋裂 / 絨毛癌

研究概要

ベトナム南部・枯葉剤散布地域であるベンチェ省における口唇口蓋裂児の発生頻度は近年低下している。原因としては、枯葉剤の影響が軽減している可能性、ベトナム経済・医療状況の改善による母体環境の向上などが考えられる。一方、胞状奇胎は、分娩数が増加しているのにもかかわらず、患者数および発生率ともに低下傾向であった。母体の低年齢化や早期の胞状奇胎が流産として治療されることによる見かけ上の減少などが原因として考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] Effects of a long-term volunteer surgical program in a developing country : the case in Vietnam from 1993 to 2003 (2006)
  • 著者名/発表者名: Uetani M, Jimba M, Niimi N, Natsume N, Katsuki T, L.T.T. Xuan, Wakai S
  • 雑誌名: Cleft Palate Craniofac J 43(5) ページ: 616-619
• [学会発表] ベトナム南部・枯葉剤散布地域における口唇口蓋裂児出生率の年次推移 (2008)
  • 著者名/発表者名: 上谷美幸, 新美照幸, 夏目長門, 三古谷忠, 中村典史, 松田光悦, 柳澤繁孝, 香月武
  • 学会等名: 第32回日本口蓋裂学会総会・学術集会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2008-05-28