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2006 年度 実績報告書

多様なブール演算を持つ正規表現に対する検索アルゴリズムの高速化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18500010
研究種目

基盤研究(C)

研究機関信州大学

研究代表者

山本 博章  信州大学, 工学部, 教授 (10182643)

研究分担者 宮崎 敬  長野工業高等専門学校, 教授 (10141889)
キーワード拡張正規表現 / パターン照合アルゴリズム / 検索アルゴリズム / 有限オートマトン
研究概要

平成18年度は、多様なプール演算を持つ正規表現(プール演算付き拡張正規表現)に対する高速な検索アルゴリズムの開発に関する研究を行い、以下の成果を挙げた。
1.決定性有限オートマトンを利用した高速検索アルゴリズムの開発
我々が開発したモジュール分割法は、与えられたブール演算付き拡張正規表現を、正規表現を表す断片(モジュールと呼ばれる)に分割した後、各モジュールを有限オートマトンに変換し、得られた有限オートマトンを模倣することによって検索を実行するものである。本研究では、関係オートマトンという新たな概念を導入し、決定性有限オートマトンを利用したアルゴリズムを考案した。
2.正規表現を非決定性有限オートマトンに変換するための高速アルゴリズムの開発
正規表現からできるだけ小さな有限オートマトンを生成することはアルゴリズムの効率化にとって重要な要素である。本研究では、小さな非決定性有限オートマトンを得るための高速なアルゴリズムを開発した。
3.ブール演算とアルゴリズムの効率さとの関係
ブール演算とパターン照合アルゴリズムの効率さの関係について、作成した検索ソフトウエアを使って実験的に評価し、ブール演算の種類によるアルゴリズムの効率さの違いを示した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Bit-Parallel Algorithms for Translating Regular Expressions into NFAs2007

    • 著者名/発表者名
      H.Yamamoto, T.Miyazaki, M.Okamoto
    • 雑誌名

      IEICE Trans. on Information and Systems Vol.E90-D, No.2

      ページ: 418-427

  • [雑誌論文] 拡張正規表現所属問題に対するDFAに基づいたアルゴリズム2006

    • 著者名/発表者名
      山本博章
    • 雑誌名

      情報処理学会 研究報告 2006-AL-109

      ページ: 1-8

  • [雑誌論文] Matching Algorithm for Extended Regular Expressions with Boolean Operations2006

    • 著者名/発表者名
      H.Yamamoto, Y.Okada, M.Okamoto
    • 雑誌名

      Proc. of 2006 Japan-Korea Joint Workshop on Algorithms and Computation

      ページ: 79-86

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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