研究課題
平成19年度は計画内容に基づき、次の2点の研究を行った。(1)実行時にシステム構成を変更可能なリコンフィギャラブルアーキテクチャに適した基盤ソフトウェア、具体的にはOSが提供する各種仮想化機能の検討と試作ハードウェア構成を実行時コンテキストに含むことにより、動的に再構成可能なハードウェアを仮想化する方式を中心とするOSの研究を行うことを目的にLinux、L4マイクロカーネルのカーネルアーキテクチャへの導入方式を検討した。特に、Xilinx社製のFPGA上で稼働するLinuxを導入し、コンテキスト導入のための基礎的検討を行った。(2)チップ内部で極めて密に結合された均質または異質な構成を持つマルチコアプロセッサにおける、軽量かつ高速な実行実体を提供するプロセッサ・メモリ・入出力の仮想化方式の検討と試作L4マイクロカーネルのスケジューラを省電力の観点から修正するとともに、リコンフィギャラブル向けにCPUの仮想化方式を検討した。マルチコアプロセッサについては、入出力を管理するコアと、FPAGで実装される計算用のコアの間の通信について実装を行い、方式の評価を行った。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件)
情報処理学会第70回全国大会予稿集 5
ページ: 5N9
情報処理学会第70回全国大会予稿集 3
ページ: 3P8
情報処理学会論文誌 48
ページ: 1-16
The 2007 International Conference on Parallel and Distributed Processing Techniques and Applications I
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